現在のジャズ・シーンをリードし、2015年にリリースしたセルフ・プロデュース作『
ストレッチ・ミュージック』がロングセラーを続けるトランペット奏者
クリスチャン・スコット(Christian Scott)が、新作を早くもリリース。今年100周年を迎えるジャズの誕生を記念した3部作“The Centennial Trilogy”の第1弾となる『
ルーラー・レベル』(AGIPi-3596 2,200円+税)が4月9日(日)に発売されます。
スコットはニューオーリンズ出身。自身の名義でこれまでに8枚のアルバムをリリースする一方で、
マーカス・ミラー、
ソウライヴ、
エディ・パルミエリ、
トム・ヨーク、
ソランジュ、
ロバート・グラスパーといったジャンルを超えた数多くのアーティストと共演。“マルディグラ・インディアン”の家系に生まれた自身のルーツを取り入れた独自の音楽性が高く評価されています。
今作の録音メンバーには、エレーナ・ピンダーヒューズをはじめ、
ローレンス・フィールズ、
コーリー・フォンヴィルといったワールド・ツアーを共にするミュージシャンが参加。ゲスト・ヴォーカルの
サラ・エリザベス・チャールズや、バンド・メンバーのピンダーヒューズのフルートをフィーチャーした楽曲も収められ、それぞれのパートにフォーカスしながら独自の音楽空間を作り出しています。ジャズの音楽フォーム、言語、文化をさらに更新しようとするスコットのセルフ・プロデュースによる意欲作です。