プリンスやケンドリック・ラマー、カマシ・ワシントンのドラマーとしても知られる、ロナルド・ブルーナーJr.（Ronald Bruner Jr.）が、ソロ・デビュー・アルバム『トライアンフ』をリリース。日本限定のCDフォーマット（RINC-020 2,130円 + 税）が4月19日（水）に発売されます。

　ダイアナ・ロスやテンプテーションズで活躍したドラム奏者のロナルド・ブルーナーSr.を父に持ち、最新作『ドランク』が話題となっているベーシストのサンダーキャットは実弟という音楽一家に育ったロナルド・ブルーナーJr.は、米カリフォルニア州ロサンゼルス出身。3歳からドラムを始め、デイヴ・ウェックルやデニス・チェンバースといったドラマーに影響を受け、15歳頃からプロキャリアをスタート。ケニー・ギャレット・バンドや、スイサイダル・テンデンシーズのメンバーとして活動し、スタンリー・クラークやマーカス・ミラーのバンドへも参加。近年ではカマシ・ワシントンのツアーに帯同し、来日も重ねています。

　『トライアンフ』には、サンダーキャットやカマシ・ワシントンをはじめ、LAの音楽コレクティヴ“ウエスト・コースト・ゲッド・ダウン（WCGD）”で活動をともにしているメンバーや、生前、アルバム制作にアドバイスをしていたという故ジョージ・デュークらが参加。ドラムだけでなく、ヴォーカルも披露した意欲作となっています。



いよいよ真打ちが登場です。朋友のカマシ・ワシントンや弟のサンダーキャットはもとより、ウェイン・ショーターやケニー・ギャレットからプリンスやケンドリック・ラマーまで、ドラマーとして輝かしいキャリアを重ねてきたロナルド・ブルーナー・ジュニアの待望のソロ・デビュー作『トライアンフ』は、自身のヴォーカルもフィーチャーし、敬愛するジョージ・デュークからマック・ミラーまでを繋ぐように、LAのジャズ / フュージョンの歴史も辿り、新たに再構築していく音楽の力に満ちたアルバムです
――原 雅明（ringsプロデューサー）