ア・トライブ・コールド・クエスト『ウィ・ゴット・イット・フロム・ヒア・サンキュー・フォー・ユア・サービス』とJ.コール『4ユア・アイズ・オンリー』という2作の全米No.1アルバムに参加した米ニューヨーク在住の日本人キーボード奏者 / 作曲家のBIGYUKIが昨年11月に日本先行でリリースした最新アルバム『リーチング・フォー・ケイローン』のUS盤が2月2日に全米発売。リリースに際して人気お笑いコンビ“野生爆弾”のくっきーが映像を手がけた同作収録曲「2060 Chiron」のミュージック・ビデオがYouTubeで公開されています。

　
　今回のコラボレーションは、以前から動画サイトでくっきーの映像に注目していたBIGYUKIからの熱望で実現。本作で初めて他アーティストへのMV制作に取り組むことになったくっきーに、BIGYUKIは“楽曲のイメージで自由に作って”とリクエスト。映像についてくっきーは「どんなにふざけても楽曲がカッコイイのでどう作ってもカッコ良くなってしまうのでそこを崩すのに苦労した」と語り、見所について「自分の中では流れがあるので、その部分と、キャラの多彩さ、そしてそこに垣間見えるBIGYUKIのクールな部分」とコメントしています。


何年か前に見たくっきーが出ていた番組での彼の発想に衝撃を受けて以来、いつかどんな形であれ何かを一緒にするのが夢でした。彼の世界観の暴力的なまでの吸引力、でもそれを表現する上での細部に渡るディテールの繊細さは、自分の音楽を表現する上での目標でもあります。今回のビデオを見て、まずそれぞれの登場キャラの濃さにやられて（笑）、でも全体としてくっきーワールドの統一感を感じるのは流石だなと思いました。自分もそれぞれ違う音楽スタイルの要素をもってしてBIGYUKIの世界観で音楽を再構築するのを信条としていて、今回そのイメージがくっきーのエグ可愛いキャラでビジュアライズされていると思います。最高です!!
――BIGYUKI