1960年代に
バッファロー・スプリングフィールド、
CSN&Yのメンバーとして活躍したシンガー・ソングライターの
スティーヴン・スティルスと、60年代にシンガー・ソングライターとしてデビューし、まだ無名だった
ジョニ・ミッチェルの「青春の光と影」を歌ってトップ10ヒットを放った
ジュディ・コリンズの2人が、
スティルス&コリンズ(Stills & Collins)名義で初の共演アルバム『
エヴリバディ・ノウズ』(SICP-5681 2,400円 + 税)を3月21日(水)にリリース。
50年以上前の1967年に出会った2人は恋に落ち、まもなく離別するものの、スティルスは「組曲: 青い眼のジュディ」を制作。同楽曲は、69年5月に発売された
クロスビー, スティルス&ナッシュのデビュー・アルバム『
クロスビー, スティルス&ナッシュ』に収録され、同年8月の〈ウッドストック・フェスティバル〉でも披露。9月にはシングルとして発売され、現在では60年代を代表する一曲として知られています。
『エヴリバディ・ノウズ』には、9曲のカヴァーとコリンズが書き下ろした新曲1曲を収録。カヴァーでは、コリンズがスティルスとの関係を歌った『ジュディの宝物』(1975)収録曲「幸せの家」、
マナサスのデビュー盤に収録され、コリンズも73年のアルバムで歌っている「ソー・ビギンズ・ザ・タスク」、スティルスがレコーディングに参加したコリンズのアルバム『時の流れを誰が知る』(1968)に収録されている
サンディ・デニー作曲「フー・ノウズ・ホェア・ザ・タイム・ゴーズ」、バッファロー・スプリングフィールド『ラスト・タイム・アラウンド』収録のスティルス作品「クエッションズ」といった両者の作品に加え、
レナード・コーエン「エヴリバディ・ノウズ」、
ボブ・ディラン「北国の少女」、トラヴェリング・ウィルベリーズ「ハンドル・ウィズ・ケア」なども取り上げています。
レコーディングはウェスト・ハリウッドのウェスト・レイク・スタジオで行われ、ラッセル・ウォルデン(pf)、
ケヴィン・マコーミック(b)、トニー・ビアード(drs)が参加。スティルス、コリンズとマーヴィン・エッジオーニ、アラン・シルヴァーマンがプロデュースしています。