カナダのトロントを拠点に活動するハードコア・バンド、ファックト・アップ（FUCKED UP）が、「マタドール」から「マージ」に移籍。2枚組のニュー・アルバム『ドーズ・ユア・ドリームズ』（MRG661CDJ 2,400円 + 税）を10月10日（水）にリリースします。

　楽曲はバンド・メンバーのMike HaliechukとJonah Falcoが1年半以上かけて書き、2011年のアルバム『デヴィッド・カムズ・トゥ・ライフ』に登場したキャラクター、デヴィッドが再び登場するロック・オペラ・アルバムとなっています。レコーディングには、J．マスシス（ダイナソーJr.）、ジェニファー・キャッスルらが参加しました。

　ストリングスを手がけたオーウェン・パレットは、「ストリングス・パートを手伝うかもしれないのでラフ・ミックスを送ってもらったんだけど、聴くのを止められなかったよ。友人に新譜はどう？ と聞かれて、ファックト・アップは自らの『スクリーマデリカ』（プライマル・スクリームの1991年作）を作ってしまったって答えた。サイケデリックなロック・グルーヴがあるんだ。ドラムがワイドにミックスされていて、ドローンやディレイ・ペダル、反復するグルーヴに覆われている。ハードコアの策略や美学が、ドゥーワップ、クラウトロック、グルーヴ、デジタル・ハードコアといったジャンルにアプローチするオープン・フォーマットと密接に結びついている」と語っています。