今年で結成30周年を迎えた1990年代アイルランドを象徴するバンドのひとつTHE CRANBERRIES（クランベリーズ）が、セルフカヴァー・アルバム『Something Else』を挟み、2011年の『Roses』以来約8年ぶりのオリジナル・フルアルバム『In the End』をリリース。同作はボーナス・トラックを追加収録した国内盤（WPCR-18196 2,200円 + 税）を含め、4月26日（金）全世界同時発売。

　アルバムは、昨年1月にDolores O'Riordan（vo）が46歳の若さで急逝して以降、残されたメンバーがNoel Hogan（g）とO'Riordanの手で2017年に作成されたデモを基に、デビュー作『Everybody Else Is Doing It, So Why Can't We?』（1993）、ヒット作『No Need To Argue』（1994）を含む4作品を手がけたプロデューサー・Stephen Streetと共に制作したもの。

　本作についてHoganは「ドロレスはこのアルバムを作ること、そしてツアーに戻って楽曲を演奏することにとてもやる気に溢れていた」とコメント。Dolores O'Riordanの母親・Eileen O'Riordanは、アルバム・リリースの発表にあたり、「家族みんなと同じように、ドロレスのことがひどく恋しいです。特に今日はね。でもそれは、ドロレスの一周忌を偲び、人生を称えるのには、バンドとの彼女の最後のアルバムのリリースを世界に発表すること以上に相応しい方法は考えられないと思います。ドロレスはこのニュー・アルバムをとても楽しみにしていたし、リリースが本当に待ちきれなかった。彼女はいま幸せで、この発表に喜んでいるに違いありません」と語っています。