初の単独来日公演が来週に控えるラカンターズ（The Raconteurs）が、実に11年ぶりのニュー・アルバム『ヘルプ・アス・ストレンジャー』（OTCD-6764 2,400円 + 税）を6月21日（金）にリリースします。アルバムには、ジャック・ホワイトとブレンダン・ベンソンによる新曲のほか、ドノヴァンが1965年に発表した「Hey Gyp（Dig The Slowness）」のカヴァーを収録。「Hey Gyp（Dig The Slowness）」「Sunday Driver」などが公開中です。

　ジャック・ホワイト（vo, g）、ブレンダン・ベンソン（vo, g, key）、ジャック・ローレンス（b）、パトリック・キーラー（ds）からなるロック・バンド、ラカンターズは2006年にデビュー・アルバム『ブロークン・ボーイ・ソルジャーズ』、2008年に2ndアルバム『コンソーラーズ・オブ・ザ・ロンリー』を発表。どちらも〈グラミー賞〉の“最優秀ロック・アルバム”にノミネートされるなど高い評価を得たものの、その後、バンドは休止状態に。メンバーはそれぞれの音楽活動を行なっていました。

　ニュー・アルバムは、バンドのプロデュースにより米ナッシュビルのThird Man Studioで制作され、Joshua V. Smithがエンジニアを担当。ジャック・ホワイトとはデッド・ウェザーのバンドメイトでもあるディーン・フェルティタ、ジャックのプロデュースでソロ・デビューしたリリー・メイ・リシュ、ブルーグラス・バンドThe Rischesでリリーとともに活躍するスカーレット・リシュが参加しています。

Photo by Olivia Jean