メンバーが全員女性というアイアン・メイデンのトリビュート・バンドが登場しました。その名も“THE IRON MAIDENS”。

　THE IRON MAIDENSは2001年に結成、米国は南カリフォルニアを拠点に活動する5人組。アイアン・メイデンならばどんな時期の曲でもプレイでき、ローカルのアウォードを受賞した実績を持ちます。メンバーのうち、ドラマーとギタリスト2人はマーティ・フリードマン（元メガデス）やジョン・ノーラム（ヨーロッパ）のサポートを受けてデビューし、日本でもアルバムをリリースしたことのあるファントム・ブルーのメンバー（当時とはメンバーがすっかり替わってしまいましたが……）。

　そんな彼女たちがこのたび、『THE IRON MAIDENS TRIBUTE CD』（収録曲不明）を制作、4月8日から始まる米国ツアーの会場と、公式HPで販売しています。同HPでは3曲の試聴が可能、さすがにキャリアを持った方々なのでプレイに問題はなく、見事な“完コピ”ぶりを聴かせてくれます。驚くのはこのCDのジャケットを手掛けたのが、初期アイアン・メイデンのアートワークを担当したデレク・リッグスだということ！ 『キラーズ』（写真／81年）をモチーフに“女性版エディ”が描かれており、マニアなら手元に置いておきたいデザインに仕上げています。

　ちなみにファントム・ブルーのメンバーは、これまた女性ばかりのオジー・オズボーン・トリビュート・バンド、“THE LITTLE DOLLS”でも活動しています。