1968年からの3部作、2005年には平成版が興行収入20億円の大ヒットを記録した映画『妖怪大戦争』が、令和の新たな時代と共にスケール・アップした『妖怪大戦争 ガーディアンズ』として今夏に全国公開。妖怪オールスターズ大集結の特報＆ティザー・ヴィジュアルが公開されています。

　本作の主役は、今飛ぶ鳥を落とす勢いの名子役・寺田心。数奇な運命に導かれ世界の存亡をかけた戦いに挑む主人公・渡辺ケイを演じます。監督は2005年版に引き続き、日本が誇る映画界の鬼才・三池崇史。脚本は『20世紀少年』シリーズ、『GANTZ』シリーズ、『ドラゴンボールZ 神と神』、『MONSTERZ モンスターズ』、『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』の渡辺雄介。そして、製作総指揮は角川歴彦と荒俣宏が名を連ねています。誰もが知る有名妖怪を始め、映画オリジナルの妖怪、さらに本作は世界中のモンスターも加わり、妖怪ワールドが拡大していきます。

　物語は20XX年、列島を南北に縦断する断層・大地溝帯＝フォッサマグナから現れた“妖怪獣”により、妖怪界と世界に未曽有の危機が到来。妖怪たちは“妖怪獣”に対抗する力として、伝説の武神を復活させる手立てを講じます。しかし、その復活には古代に妖怪ハンターであった渡辺綱の血を継ぐ者の力が必要で、そこで選ばれた宿命の兄弟が、思いもよらない大冒険に身を投じていきます。

　妖怪獣を打ち倒す勇者として選ばれたのは、寺田演じる渡辺ケイ。わけもわからぬまま妖怪たちの住む世界に足を踏み入れ、恐怖のあまり固まってしまう弱気な少年。妖怪たちの総大将・ぬらりひょん（大森南朋）に「この国を救うのはおぬしなのじゃ!」と言われても、思わず「む、無理無理!」と答えてしまいます。一体この頼りない少年が、いかにして勇者として覚醒してくのか。映画本編への期待が高まります。

　そんなケイを取り巻くのが、個性豊かな妖怪の面々。ケイと共に冒険の旅へ繰り出すのは、杉咲花演じる謎多き剣士・狐面（きつねめん）の女。頼りないケイに厳しく接しつつも、「必要なのは真（まこと）の勇気だ」とその背中を押す役どころで、特報では華麗な剣裁きも披露しています。そのほか、キャスト解禁時にその本格派特殊メイクも話題になった、ヴィジュアルのインパクト抜群の妖怪たちの姿も。運命に翻弄される少年たちを優しく見守る姑獲鳥（うぶめ / 安藤サクラ）、和歌山弁を操るひょうきんで酒好きな猩猩（しょうじょう / 大倉孝二）、真面目だがどこか抜けている天狗（三浦貴大）、隠神刑部（いぬがみぎょうぶ）に恋焦がれる雪女（大島優子）、あまのじゃくな言葉を話すがゆえに、ピンチの時も「絶体絶命のチャンス!」と叫んでしまう天邪鬼（あまのじゃく / 赤楚衛二）、ケイを狙う鬼一族の長・茨木童子（いばらきどうじ / SUMIRE）。そして、大沢たかお演じる人間嫌いの狸の総帥・隠神刑部（いぬがみぎょうぶ）が、狸の大軍を率いてバイクを走らせる豪快な姿も登場。超豪華キャスト陣がどんな妖怪ワールドを見せてくれるのか、本特報は期待が高まる映像に仕上がっています。

　また、あわせて公開されたティザー・ヴィジュアルは、「真（まこと）の勇気はあるか」というキャッチ・コピーと共に、個性豊かな妖怪たちを背に勇ましく剣を構えるケイの姿が納められた、かつて子供時代に誰もが持っていた冒険心をくすぐるヴィジュアルに仕上がっています。

　さらに、新たに本作では貴重な人間キャストの面々が発表。伝説の妖怪ハンター・渡辺綱（わたなべのつな）役には、ドラマ『天国と地獄〜サイコな2人〜』を始め、今年も『劇場版シグナル』『るろうに剣心最終章 the final』など話題の映画への出演が続く北村一輝。寺田演じるケイの先祖にあたる妖怪ハンターとして、劇中でも迫力満点の殺陣を披露しています。母・渡辺礼香役には、NHK連続テレビ小説『ひまわり』やドラマ『魔女の条件』『やまとなでしこ』『救命病棟24時』シリーズ、『家政婦のミタ』など、今なお根強く愛される数々の大ヒットドラマに出演してきた松嶋菜々子。本作では、看護師として働きながらケイとその弟ダイを優しく見守る母親を演じています。加えて、突如現れた妖怪獣と最初に遭遇することとなる老人役には、誰もが認める演技派俳優にして、ドラマ『半沢直樹』での怪演も記憶に新しい柄本明。そして、ケイの弟・渡辺ダイ役には、舞台やドラマで活躍中の注目子役・猪股怜生（いのまたれい）。幼く無邪気な少年ながら、やがてケイと共に“宿命の兄弟”として戦いに巻き込まれていく、重要な役どころを熱演。ベテラン俳優とフレッシュな子役俳優、超大作にふさわしいバラエティに富んだ役者陣が、令和の「妖怪大戦争」に華を添えます。

［コメント］
久しぶりの三池組への参加は故郷のような安心感がありました。
やはり三池組は最高です！
――北村一輝 / 渡辺綱（わたなべのつな）役

三池監督とは「藁の楯」でご一緒したのですが、久しぶりにお声がけいただき嬉しかったです。
今作では、主人公寺田心くんのお母さん役で人間でしたが、内心は妖怪になってみたかったです（笑）。
三池監督の描かれる妖怪スペクタクル、ぜひご期待ください。
――松嶋菜々子 / ケイの母・渡辺礼香役










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