ラッパーの
k.h.a.o.sが、前作から2年振りとなるニュー・アルバム『年齢分の一年』を5月12日(水)にリリース。
20代の青々しい葛藤を歌った前作『
祈り』から2年、今作も変わらず日本語のみで綴られた独特の詩世界の中、あらゆる角度から時間を主軸に描かれています。客演では、言わずと知れた日本語ラップ・シーン最重要人物の1人、
呂布カルマ、日本とハワイを股にかけるバイリンガルMCの
Meisoが名を連ね、盟友
DJ SIONもスクラッチで参加。プロデュース陣は、
DJ KRUSHや
ILL-BOSSTINO(
THA BLUE HERB)等との共演でも知られているJar-Beat Record主宰の
asa、繊細で美しい名曲を数々作り上げてきた
Eccy、前作『祈り』に続き今回も手腕を振るっているCO2、飛ぶ鳥を落とす勢いのYENTOWNよりDJ JAMが参加。また、今作では半数以上のトラックをk.h.a.o.s自身が手掛けており、毒々しさと儚さの両極端を表しています。
何も変わらない現実をループする世界の檻として表現した「既視感の牢獄」、人生をやり直したい主人公とあらゆる“時”を売る店に纏わるストーリーテリング作「時空屋」、富士山に纏わる生と死を綴った「富岳」、短命種にも関わらず何億年も生き続ける最古の虫に焦点を当てた「かげろう」、自身の最期を夕陽になぞらえた「落陽」、娘への愛と子供の持つ無限の可能性を歌う「未来」、そして誰にも知られない、いま現在を独白する「海岸線」。各曲、短編小説を味わった読後感を覚えるほど、繰り広げられる独特の詩と音の世界観。さらに進化したk.h.a.o.sを是非堪能してください。