渾身の楽曲群が凝縮されたメジャー1stフル・アルバム『事象の地平線』が大ボリュームの2CD全20曲収録でリリースされ、オリコンウィークリーROCKアルバムランキング1位（3月14日付）を獲得。5月21日から全国13都市14公演で開催している〈Live Tour 2022「事象の地平線」〉では、バンド結成地である福岡からスタートし、全ての公演で会場を埋め尽くした満員のオーディエンスと共に会場内を熱気に包み込むようなパフォーマンスを繰り広げているロック・バンド、神はサイコロを振らないが、NHK EテレのTVアニメーション『アオアシ』第2クールのエンディング・テーマ曲でもある最新楽曲「カラー・リリィの恋文」を7月15日（金）にデジタル・リリースしています。

　TVアニメーション『アオアシ』は、サッカーJリーグのユースチームを舞台に、プロを目指し奮闘する高校生たちの青春を描いたアニメで、2022年4月より好評放送中。原作は、『週刊ビッグコミックスピリッツ』で連載中の小林有吾による大人気コミックスで、累計1,300万部を突破し、第65回小学館漫画賞一般向け部門を受賞。さらに、日本サッカー界とも多くのコラボレーションを続ける“いまもっともアツいサッカー漫画”です。本楽曲「カラー・リリィの恋文」は、TVアニメーション第2クールのエンディングの為に書き下ろされた楽曲となっています。

　また、“神サイ”は、これまで2020年夏にメジャー・デビュー曲「泡沫花火」、2021年夏にはアユニ・D（BiSH / PEDRO）、n-buna from ヨルシカとのコラボ・シングル「初恋」と、毎年7月に夏をテーマにした楽曲を発表し、都度話題を集めてきましたが、「カラー・リリィの恋文」は、その夏唄3部作の最新作。パーティー・チューンの夏唄とは異なり、神サイらしさが全面に押し出された夏唄となっています。

　今作は、ボストロック的なアプローチの中、バンド・メンバー4人で浮遊感のあるサウンドを創出。夏の青空や、頬の脇をそっと撫でながら通り過ぎる風のような感覚すら与えます。また、TVアニメーション『アオアシ』のヒロインである花の思いをヴォーカルの柳田周作が言語化した歌詞も象徴的です。「声が枯れてしまっても 追い風になるように 響け愛のメッセージ」「刹那に過ぎてゆく日々を 青い春と謳ったように 晴れ渡る空の模様が 君に見えてしまうよ」など、歌詞では他者を想う切ない感情をストレートに表現しており、リリースに先駆けてオンエアされている楽曲を聴いた10・20代からは「今の自分の感情を歌ってくれている！」、それ以上の層からは「自分が学生時代に感じた気持ちを思い出させてくれた！」など幅広く共感を得ています。

　なお、YouTubeでは歌詞入りのOfficial Audioも公開されているので、ぜひチェックしていただきたいところです。

　そして、「カラー・リリィの恋文」デジタル・リリースを記念して、オリジナデジタル待受や、TVアニメーション『アオアシ』第2クールのポスターなどが特典となっているデジタルキャンペーンも実施中。詳しくは、神はサイコロを振らないのオフィシャル・サイトをご確認ください。

　また、開催中のライヴ・ツアー〈Live Tour 2022「事象の地平線」〉は終盤を迎え、7月16日（土）、17日（日）に東京・LINE CUBE SHIBUYAでの2Daysでファイナルを迎えます。

［コメント］
夏の風が頬をそっと撫でるような、爽やかさの中で揺れる切なさをこれでもかというほどに表現しました。神サイの原点とも言えるポストロック的なアプローチの中に、ノイズ音源にフィルターやモジュレーションなどをかけ「コンピュータの鳴き声」のような音を出すガジェット系シンセを織り交ぜることで、また新たな音楽の表現領域に踏み込めました。個人的な趣味ですが、2000年代初期のSF邦画を彷彿とさせるアレンジになっています。
――柳田周作（神はサイコロを振らない）