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東京芸術劇場のリサイタル・シリーズ「VS」に阪田知樹と?木竜馬が出演

阪田知樹   2022/08/01 13:39掲載
東京芸術劇場のリサイタル・シリーズ「VS」に阪田知樹と?木竜馬が出演
 2021年12月に開催された反田恭平×小林愛実でスタートした、東京芸術劇場のリサイタル・シリーズ「VS」。「ピアノ・デュオ(2台のピアノ)演奏」によって、2人の異なる個性を持つピアニストが、それぞれの表現力や感性、技術をぶつけることで、ライヴでしか味わえない熱狂的な空間を創造するこのシリーズの第5回が、11月10日(木)に同劇場コンサートホールで開催されます。出演は阪田知樹?木竜馬です。

 公演に向けて東京芸術劇場が阪田に依頼したテーマは、彼が得意とし、敬愛するリストと、リストと“ピアノ対決”を行なった同時代のヴィルトゥオーゾ、タールベルクの音楽。それを受けて、阪田は共演相手に?木を指名し、リストを知り尽くした彼ならでのプログラムを組みました。

 公演の第1部では、リストとタールベルクのピアノ対決を彷彿とさせるような、それぞれの作曲家の代表曲を、1曲ずつ。阪田はタールベルク作曲の「2つのノクターン」より大夜想曲と、自身が得意とするリスト作曲「歌劇『ノルマ』の回想」。?木はタールベルクの知られざる名曲「歌劇『エジプトのモーゼ』の主題による幻想曲」と、リスト作曲「愛の夢」より第3番 夜想曲。そして第2部では、リストの数少ない2台ピアノ作品「2台ピアノの為の悲愴協奏曲」と、当時人気を誇った、ショパンツェルニー、エルツ、ピクシス、タールベルク、リストという6名のピアニスト / 作曲家により合作された「ヘクサメロン(2台ピアノ版)」を2人で披露します。

[コメント]
タールベルクは、今ではあまり認知されていない名前ではありますが、生前はリストと並んで当代随一のピアニストとして世界に名を轟かせており、クララ・シューマンなど多くのピアニストがその作品を演奏したりしていたと言われています。
また当時リストのライバルとも評されていたタールベルクは、1837年にパリでリストと歴史的なデュエルコンサートを行いました。コンサート後に主催者だった侯爵夫人が言ったとされる「タールベルクは世界一のピアニスト、リストは唯一のピアニスト」という言葉はあまりにも有名。そのタールベルク作品の生演奏という貴重な機会を聴き逃す手はありません!
今回タールベルク作品の演奏をして下さる友人ピアニストの?木竜馬さんのソロ演奏、そして、共演を今からとても楽しみにしております。タールベルクとリストの時空を越えた共演(タールベルクは、はじめにリストとのジョイントコンサートの話が出た際に「私は『伴奏』と演奏することは好まない」と語った。)を想像しながら後半の2台ピアノ作品をお楽しみ頂けたら嬉しいです。

――阪田知樹

東京芸術劇場が誇る「VS」シリーズに出演させていただけて、とても光栄です。共演する阪田知樹さんは、旧知の仲で、ピアニスト、そして芸術家としてとても尊敬している方です。そんな阪田さんとは、皆様をリストとタールベルクによる、めくるめくヴィルトゥオーゾの世界にお誘いします。
前半にリストとタールベルクの作品をそれぞれ演奏して、後半には2人で一緒にリストを演奏します。特にタールベルクの作品と、リストの2台ピアノの作品は、実演に触れることの出来る機会は稀有ですので、私自身もとても楽しみにしています。
仲の良い友人である阪田さんと「闘う」という意識はありませんが、共演者として競演し、豪華絢爛なステージに出来るように、そして皆様に華やかな舞台を楽しんでいただけるように、精一杯演奏いたします!

――?木竜馬

Photo by HIDEKI NAMAI(阪田知樹)、池上夢貢(?木竜馬)
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