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辻一郎のソロ・ユニット“Dissecting Table”、アルバム『Bust Ass』リリース

dissecting table   2022/08/03 13:49掲載
辻一郎のソロ・ユニット“Dissecting Table”、アルバム『Bust Ass』リリース
 辻一郎のソロ・ユニット“Dissecting Table”が、アルバム『Bust Ass』をCDRで8月14日(日)にリリース。CDRは12枚限定リリースです。なお、過去の作品は、自主レーベル「UPD organization」のショッピング・サイトで購入できます。是非、ご検討ください。

 辻一郎は1966年生まれ。東京で86年から“Dissecting Table”という名義でノイズ・インダストリアル・ミュージックの制作を開始して、98年に故郷の広島に戻り音楽活動を展開。おもに自主レーベル「UPD organization」とヨーロッパとアメリカのレーベルよりレコードやCD作品を発表してきました。初期、中期の作品は、シンセサイザー、サンプラーをシーケンサーで制御することで作品を制作していましたが、2012年頃から、コンピュータでUSB接続デバイスから出力されるPWM信号を制御して音楽制作を行なうようになり、現在は、独自のシンセサイザーシステムを開発しながら作品を制作しています。

 本作『Bust Ass』は、主に、開発したシンセサイザーシステムのフィルタである状態変数フィルタと2つの複合型シンセサイザーを用いて演奏しました。このシンセサイザーシステムは、主に、コンピュータ、universal serial bus(USB)接続デバイス、ラインセレクタ、フィルタ及び、ミキサーで構成されています。USB接続デバイスの出力信号は、5つのpulse width modulation(PWM)信号と制御信号です。これらの信号は、コンピュータで制御されます。5つのPWM信号は、5つのフィルタの入力信号です。制御信号は、ラインセレクタ、フィルタ及び、ミキサーを制御します。

 第1の複合型シンセサイザーは、主に、ウィーンブリッジ発振器、バイカッド回路、乗算器及び、電圧制御回路で構成されています。第1のウィーンブリッジ発振器、第2のウィーンブリッジ発振器及び、第3のウィーンブリッジ発振器を用いています。第1のウィーンブリッジ発振器と第2のウィーンブリッジ発振器は、制御信号で周波数を制御することができます。更に、第2のウィーンブリッジ発振器は、PWM信号を入力して出力信号を変調することができます。第3のウィーンブリッジ発振器は、従来の発振器です。第2の複合型シンセサイザーは、主に、2つのウィーンブリッジ発振器と1つの乗算器で構成されています。第4のウィーンブリッジ発振器と第5のウィーンブリッジ発振器を用いています。第4のウィーンブリッジ発振器は、第1のウィーンブリッジ発振器と同様の発振器で、第5のウィーンブリッジ発振器は、第2のウィーンブリッジ発振器と同様の発振器です。乗算器と第5のウィーンブリッジ発振器の出力信号が、このフィルタの出力です。

 本作の1曲目で、第1の複合型シンセサイザーは、第2のウィーンブリッジ発振器の周波数の低い出力信号をバイカッド回路に入力しました。バイカッド回路の出力信号が、このフィルタの出力です。第2の複合型シンセサイザーは、第4のウィーンブリッジ発振器と第5のウィーンブリッジ発振器の出力信号を乗算器に入力しました。状態変数フィルタは、中心周波数をランダムに変化させました。更に、ラインセレクタでPWM信号とフィルタの接続を変更して音色を変化させました。この曲は、様々な音色が融合したノイズミュージックです。3曲目で、第1の複合型シンセサイザーは、第1のウィーンブリッジ発振器と第2のウィーンブリッジ発振器の出力信号を乗算器に入力しました。第2のウィーンブリッジ発振器と第3のウィーンブリッジ発振器の出力信号を乗算器に入力することもできます。乗算器の出力が、このフィルタの出力です。第2の複合型シンセサイザーは、第4のウィーンブリッジ発振器の周波数の高い出力信号とPWM信号を乗算器に入力しました。状態変数フィルタは、音色が高くなるように中心周波数を設定しました。この曲は、高い周波数のノイズが暴れているようなノイズミュージックです。
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