年内でコンサート活動からの引退を発表している加山雄三が、オールナイトニッポン55周年を記念して担当する『オールナイトニッポンGOLD』の収録が先日ニッポン放送で行われました。同番組は8月25日（木）22時からニッポン放送をキーステーションに全国19局ネットで放送されます。

　番組のテーマは「音楽・コンサート」。幼少期の音楽体験、近所に住んでいたというピアニストのレオ二―ド・クロイツァーとの想い出、父親のために「ピアノコンチェルト」を作るという約束を果たすまでの秘話、最も影響を受けたというエルヴィス・プレスリーに直接会った際の仰天エピソードなどが語られました。

　そして、サプライズゲスト・ももいろクローバーZの佐々木彩夏が登場し加山を驚かせると、AI技術で加山の声や歌声を後世に残すプロジェクト“バーチャル若大将”の最先端技術による「クイズ！加山雄三！」を実施。佐々木が考えた「加山が言いそうな一言」を“AI加山雄三”がしゃべり、“本物の加山雄三”がその正解度を判断するというものですが、思いもよらないお互いの回答にスタジオは笑顔に包まれました。

　さらに、番組では加山の最新楽曲「海が男にしてくれた」を宇宙初オンエア。この曲は岩谷時子が加山に宛てた歌詞に、加山が曲を付けたもの。これまでとは逆のパターンで、詩が先にある状態での楽曲制作は加山にとって初めてでしたが、数年の月日を経て、2度とないと思われていた黄金の名コンビ、岩谷時子×弾厚作の幻の152曲目の新曲の誕生です。他にも、芸能界に入ったきっかけ、今だから言えるステージ上での“大失敗”、健康の秘訣など85歳の今の素顔など、加山雄三が2時間にわたりたっぷりと語っています。