辻一郎のソロ・ユニット“
Dissecting Table”が、「Loss Of Control」を10月10日(月・祝)にCDRリリースします。この作品は12枚限定で、同日にデジタル配信される予定です。
辻一郎は1966年生まれ。東京で86年から“Dissecting Table”という名義でノイズ・インダストリアル・ミュージックの制作を開始し、98年に故郷の広島に戻り音楽活動を展開。おもに自主レーベル「UPD organization」とヨーロッパとアメリカのレーベルよりレコードやCD作品を発表してきました。初期、中期の作品は、シンセサイザー、サンプラーをシーケンサーで制御することで作品を制作していましたが、2012年頃から、コンピュータでUSB接続デバイスから出力されるPWM信号を制御して音楽制作を行なうようになり、現在は、独自のシンセサイザーシステムを開発しながら作品を制作しています。
開発したシンセサイザーシステムは、主に、コンピュータ、universal serial bus接続デバイス、ラインセレクタ、フィルタ及び、ミキサーで構成されています。本作品「Loss Of Control」で、シンセサイザーシステムのミキサーの雑音を低減して、音質を改善しました。状態変数フィルタは、各曲の音色を変化させるため、バンドパスフィルタの中心周波数を変更しました。2曲目と3曲目で、バイカッド回路のバンドパスフィルタの中心周波数は、アナログフォトカプラを用いて制御しています。このアナログフォトカプラに入力する制御信号を変更して、ユニークな音色を作りました。4曲目で、第1の複合型シンセサイザーとバイカッド回路は、高い周波数の信号を出力しました。更に、第2の複合型シンセサイザーと白色化フィルタは、ホワイトノイズのような音色の信号を出力しました。各フィルタの入力信号は、pulse width modulation信号です。これらの音色を用いることで、曲は、アブストラクトで攻撃的になっています。第1の複合型シンセサイザーは、主に、ウィーンブリッジ発振器、乗算器、バイカッド回路及び、電圧制御回路で構成されています。第2の複合型シンセサイザーは、主に、ウィーンブリッジ発振器と乗算器で構成されています。本作品は、6曲入りのハーシュノイズです。システムを評価するため実験的に制作されました。