スペクトラムが1980年に発表したシングル「F・L・Y」が世界的ブームになっています。ゲームやアニメを紹介する動画のBGMとして同楽曲が使われたことで、アメリカを中心に海外でのサブスク、YouTube等の再生回数が急上昇しています。

　その話題も冷めやらぬ中、1991年に発売されたスペクトラムのリミックス・アルバム『スペクトラム　スーパー・リミックス1991』のプロモーションに制作されたミュージック・ビデオがYouTubeにて1月31日（金）にアップされています。「In The Space (Super Remix)」、「TOMATO IPPATSU (Live Power Mix)」、そして「Act-Show (Super Remix II)」の3作品で、何れも彼らの代表曲です。このビデオは2004年と2016年に発売されたDVD『SPECTRUM LIVE / TIME BREAK』にも収録されていますが、そのダイナミックなライヴ・パフォーマンスがふんだんに取り入れられた内容で、ファンならずとも必見の作品になっています。

　さらに、1月30日発表のBillboard JAPANの“Japan Songs（US）”（集計期間: 2025年1月17日2025年1月23日）では「F・L・Y」が前週12位から8位にランクアップ、初のベスト10入りも果たし、世界的ブームはますます勢いを増して広がり続けています。

　スペクトラムは、リーダー新田一郎が中心となり、海外のソウル、ファンク、ブラスロックなどの影響を受けながら、独特のファルセット（裏声）中心のヴォーカル、16ビートのリズムなど、ブラック・ミュージックのスタイルを日本にいち早く導入したグループです。