演劇のみならず、様々な手段を用いた表現形態で注目を集めている今野裕一郎主宰のオルタネイティヴ・パフォーミングアーツ・コレクティヴ「バストリオ」（busstrio.com）。同集団が新たに、“「面白い！」と思う”異ジャンルのアーティストとコラボレートする企画“バストリオの野性”をスタート。その第1弾となる公演〈バストリオの野性 vol.1 x 滝沢朋恵「海ではない陸ではない」〉が8月7日（金）より3日間に亘り、東京・神保町 試聴室にて開催されます。

　記念すべき初回のコラボレーターとなったのは、昨年リリースの1stフル・アルバム『私、粉になって』が好評、盟友・テンテンコと組んだ“フロリダ”としての活動も話題となっている北海道出身のシンガー・ソングライター、滝沢朋恵。歌や演奏の再現にフォーカスしたスタイルに留まらず、不確定要素を多分に含んだエクスペリメンタルな姿勢も持ち合わせ、田中真琴との“オブラート”デュオをはじめとする音楽という形態から離れた活動も展開する彼女が、本公演のために書き下ろし楽曲を制作。台本および台本の余白、役者の動きと密接にリンクした仕上がりとなっているようです。

　7日（金）と8日（土）昼公演の終演後には、演劇研究 / 批評家・山崎健太（7日）、minamoやHELLLなどで活躍する音楽家・安永哲郎（8日）を迎えたアフタートークも予定。タイトルにちなみ、お名前に“海”または“陸”を含む方を対象とした“海陸割引”や、滝沢朋恵にちなんだ“道民割引”など、ユニークな割引チケットも充実。詳しくは、出演者インタビューなども掲載された〈バストリオの野性〉特設サイト（busstrio.com/yasei）にてご確認ください。