1971年9月18日に日清食品から世界初の即席カップ麺「カップヌードル」が発売されました。
「カップヌードル」は、「チキンラーメン」の生みの親として知られる当時の日清食品社長・安藤百福が「どこでも手軽に食べられるカップ型容器のラーメンを作りたい」という構想のもと、開発が始まったといいます。試行錯誤を重ねて誕生した「カップヌードル」は、当初より大ヒットし、ロングセラー商品に。発売以来販売数ランキング首位を続けている「オリジナル(しょうゆ)」をはじめ、「シーフード」「カレー」などのさまざまな味や、「ミニ」「BIG」などのサイズ別商品が登場し、即席カップ麺の世界的なブランドにまで成長。“日本からの定番の土産品”としても海外でも高い人気を誇っています。
その「カップヌードル」のCMでは、さまざまなアーティストの楽曲がCMソングに起用されてきました。70年代は、
笠井紀美子&
デューク・エイセス「ハッピーじゃないか」や
浜田省吾「風を感じて」、80年代は、
大沢誉志幸「そして僕は途方に暮れる」、
HOUND DOG「ff(フォルティシモ)」、
中村あゆみ「翼の折れたエンジェル」、90年代は原始人がマンモスを追いかける「Hungry?」シリーズ第1弾となった
プラターズ「Only You」や「カレーヌードル」CMソングとなった
ウルフルズ「ガッツだぜ!!」など、日本の歌謡シーンを反映するようなヒット曲が並んでいます。また、1992年には“ミスター・ダイナマイト”“ゴッドファーザー・オブ・ソウル”こと
ジェイムス・ブラウンが「カップヌードル MISO味」CMに登場。代表曲「Get Up (I Feel Like Being A) Sex Machine」のサビを“ミソッパ!”“ミソンパ!”とシャウトし、強烈な印象を与えました。
2000年代は、
クイーン「I WAS BORN TO LOVE YOU」、
ボン・ジョヴィ「It's My Life」などの洋楽を用いるほか、「NO BORDER」シリーズの
Mr.Children「僕らの音」や
宇多田ヒカル「This Is Love」などが強い印象を残しました。2010年代は、名曲を替え歌にし、ミュージック・ビデオをセルフパロディする「この味は、世界にひとつ。」シリーズが始まり、
MISIAが「Everything」を“湯入れて~ 湯入れて~ この味は~世界にひとつ~”と歌えば、
ジャミロクワイのジェイ・ケイ本人が、床が動いているように見えることでおなじみの「Virtual Insanity」を再現しながら“腹へった”“ほかのじゃいやよ~ カップヌードルがいいよ~”と口ずさみ、
GLAYの
TERUが「HOWEVER」を“やがて来る~それぞれの味を~”と熱唱するといった具合に、本人たちの登場もあって、大いに話題を呼びました。
2020年代に入ると、「カップヌードル ほぼイカ登場」篇にて
早見優が代表曲の「夏色のナンシー」のサビを“イカかな~ イカじゃな~い”と歌ったのをはじめ、「カップヌードル PRO篇」にて
眉村ちあきが「顔ドン」を、「カップヌードル味噌」にて
ORANGE RANGEが「SUSHI食べたい feat.ソイソース」を、それぞれ替え歌で歌唱。2025年には「シーフードヌードル 夏夏SEAFOOD」篇にてTikTokのダンス動画から爆発的なヒットとなった
CANDY TUNE「倍倍FIGHT!」が使われ、“霊長類最強女子”こと
吉田沙保里が乱入するCMも記憶に新しいところです。
それぞれの時代のヒット・ソングと結びついてきた「カップヌードル」が、今後どのような楽曲をCMソングに起用するのか、注目です。
(写真は、2006年11月リリースの『
CUP NOODLE CM SONGS COLLECTION』