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なにわ男子・MAZZEL・aiko・R.A.Pなど 月が照らす夜に聴きたい10月第4週の注目作

2026/10/20掲載
今週リリースされる作品の中で、チェックしておくべきなのは何ですか?
 日中にはまだ汗ばむ日もありますが、季節はゆっくりと冬へ向かい、ひときわ涼しさが増してきた10月第4週(10月19日[月]~10月25日[日])。空気が澄みわたるこの時期は、9月の十五夜に続いて十三夜の名月も古来より愛され、夜空を見上げれば秋の深まりをしみじみと感じることができます。

 第4週は、そんな月の美しい時期にぴったりの作品が登場。なにわ男子の11枚目ンシングル「Moonlit」(10月21日[水]発売)は、Moonlit=“月明かりに照らされた”の意味の通り、月明かりの下で君への想いが胸いっぱいに広がっていく心情を歌った一曲。「こんなに誰かのこと考えたことないよ」との印象的なフレーズが示すように、主人公の頭は君への想いでいっぱい。そんななかで歌われる「美しい宵の月 夜が明けても消えないで」という一節からは、恋する相手を想う時間そのものを愛おしく感じている様子が伝わってきます。

 同曲は、メンバーの道枝駿佑が主演を務める映画『うるわしの宵の月』の主題歌です。安斉星来演じる、中性的な美しさから“王子”と呼ばれる女子高生と、道枝演じる、同じく容姿端麗さから“王子”と呼ばれる男子生徒の、不器用ながらも眩しい恋物語を、ロマンティックかつドラマティックに彩っています。道枝駿佑がセンターを務めるMVでも、月を見上げる7人のメンバーそれぞれの切ない表情が印象的で、まさに名月が輝くこの季節にぴったりの王道ラヴ・ソングといえるでしょう。


 また、今年4月にリリースされた2ndアルバム『Banquet』(10月21日[水]発売)がチャートを席巻し、躍進の続く8人組ダンス&ヴォーカル・グループ、MAZZELの5thシングル「Touch」も秋のセンチメンタルな恋心をかきたてるもの。こちらは、切なくも爽やかなメロディが一瞬で耳を奪うR&Bナンバーで、恋人と過ごす何気ない日常の幸せや、そばにいたいという想いをストレートに歌っています。穏やかな愛情の描写は、肌寒くなってきた季節にもぴったり。ジャズ、ファンク、エレクトロなど、多彩な音楽性にのせてパフォーマンスを披露してきたMAZZELの中でも、王道のラヴ・ソングとして魅力を放っています。イモトアヤコが連ドラ初主演を務めることで話題の『再生のウズメ』の主題歌にも起用されています。


 一方、女性アーティストでは、“ラヴ・ソングの女王”ことaikoが17作目となるフル・アルバム『最後に熱い日々を狂わしき想いで』(10月21日[水]発売)をリリース。不動の人気を誇るaikoらしく、TVアニメ『アオのハコ』Season2のオープニング・テーマ「あなたの花の色」、ドラマ『アンサンブル』の主題歌「シネマ」、TVアニメ『アポカリプスホテル』のエンディング主題歌「カプセル」など話題のタイアップ曲が並びます。なかでも注目したいのは「あなたの花の色」。恋愛でこんがらがった心情をそのままコード進行にしたかのような曲調と、不器用で空回りばかりしながら、それでも甘い気持ちが胸を満たす若者の恋を瑞々しく描写しています。また、シングル曲「Cry High Fly」は、“泣きすぎてハイになった”という自暴自棄な心境を出発点としながら、季節の移ろいも印象的に描写。「涙の波に映るいつまでも遠い月」や「冬に変わる風」といったフレーズは、秋の澄んだ夜空の下でこそ、より深く心に響くことでしょう。

 そして、「愛が一層メロウ」のヒットで注目を浴びた2人組バンド、離婚伝説のメジャー・デビュー・アルバム『ファーストキス』(10月21日[水]発売)も見逃せません。グループ名がマーヴィン・ゲイの1978年作『Here, My Dear』の邦題に由来することでも話題を呼んだ彼らは、昨年発表した1stアルバム『離婚伝説』で第17回CDショップ大賞を受賞。一躍注目株となりました。本作には、ドラマ『対岸の家事~これが、私の生きる道!~』の主題歌「紫陽花」やHondaのCMソング「ファーストキス」、アニメ『ハイスクール!奇面組』のEDテーマ「ステキッ!!」などを収録。全10曲中5曲がタイアップ曲というラインナップからも、彼らの高い支持をうかがうことができます。きらめく夏の恋心を軽快なディスコ・ビートに乗せた「まるで天使さ」、爽やかなサウンドが心地よいドラマ『大空港~GATE24~』主題歌「大空港」など、初夏から夏の空気を感じさせる楽曲が並ぶ一方、「紫陽花」や「大空港」にはどこか昭和ポップスを思わせるノスタルジックな味わいも。時代を超えて愛されるエバーグリーンな魅力を備えており、この季節にも、心地よく寄り添ってくれます。

 最後に、10月第4週は、80年代バンド・ブーム時代からのロック・ファンにもお薦めしたい2作品があります。

 ひとつは、ユニコーンの約3年半ぶりのアルバム『あたえてこ』(10月21日[水]発売)。タイトルは、デビュー40周年を目前に控えたバンドからのメッセージにも受け取れ、90年代のアルバム『SPRINGMAN』収録の「与える男」と関係が?とも思わせますが、実はメンバー5人の名前の頭文字から名付けられたとのこと。収録曲には、ABEDON(阿部義晴)が作詞・曲を務め、MVではメンバーが初の本格アクションに挑戦したアニメ『片田舎のおっさん、剣聖になるII』オープニング主題歌「クレナイノハ」をはじめ、川西幸一が歌うゴキゲンなロック・ナンバー「Grand Tour」、奥田民生らしい豪快なサイケデリック・ロック「セミフリー」など、バラエティ豊かな楽曲が並びます。なかでも、メンバー5人がリレー形式で歌いつなぐ「ナルハヤヤリナハレ」は、歌詞もあわせて中毒的。ベテランならではの自由さと遊び心が存分に味わえる一作です。


 ふたつめは、80年代の東京パンク・シーンで活躍したガールズ・バンド“RAP”のヴォーカル、Rougeによる新バンド、R.A.P(ROUGE AND PRECIOUS)のデビュー作『REBIRTH』(10月21日[水]発売)です。R.A.Pは、RougeがRAP以前に活動していたバンド“Precious”を復活させたもので、RAP初期のレパートリーにはPrecious時代に書かれた楽曲も含まれていたことから、往年の名曲が令和によみがえったことを喜ぶファンも多いはず。今年7月に秋葉原CLUB GOODMANで行われたライヴ〈無機質な狂気 第17夜〉では、「ロックマガジン」や「輪廻(リーインカーネーション)」といった名曲群がさらにパワーアップして披露されました。本作にはさらに、「光の罠」「Cry-Rain」「ユメナキネムリ」「空間のあなた~音の世界への亡命者に捧ぐ~」という新曲4曲も収録。加えて、〈無機質な狂気 第17夜〉のライヴ映像を収めたDVDも付属。加えて、〈無機質な狂気 第17夜〉のライヴ映像を収めたDVDも付属。パンクを軸にゴシックな要素も宿したRougeの世界観は、ハロウィンも近いこの季節にもあうもの。月明かりの下で聴けば、想像力を刺激する幻想的な空気に包まれるはずです。

[紹介した作品]
10月21日(水)リリース
なにわ男子 / シングル「Moonlit」
MAZZEL / シングル「Touch」
aiko / アルバム『最後に熱い日々を狂わしき想いで』
離婚伝説 / アルバム『ファーストキス』
ユニコーン / アルバム『あたえてこ』
R.A.P(ROUGE AND PRECIOUS) / アルバム『REBIRTH』


(※写真は、なにわ男子「Moonlit」(通常盤のジャケット)
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