黄色のハットにピンクのスーツに身を包んだ金髪のお姉さんが、とにかくインパクト大なイエローハットの新CMが10月よりオンエアされています。

　肘を直角に曲げつつもへっぴり腰のランニングスタイルで迫ってくるお姉さん、電動ドリルをもってポージングするお姉さん、タイヤや見積もりを何段にも重ねて持ちながら元気に踊るお姉さん……そんな謎ムーブのお姉さんがコピペされ散りばめられた、今回も独創的なイエローハットのCM。「タイヤ交換をすごくていねいにします」といった吹き出しもどこかシュールに感じます。

　このお姉さんに扮するのは、日本とシンガポールをルーツに持つ女優、Keren Louis (ケレン ルイース）です。資生堂やカネボウといった化粧品のCM出演をはじめ、今年夏には京都で行なわれたブルガリの日本発のハイジュエリー「エテルナ」のジュエリーショーにも出演するなどモデルとしても活躍するほか、シンガーとしても活動しています。

　また、「それ、よろこんで」のフレーズを連呼する印象的なCM音楽は、平野紫耀出演のコスメブランド「Wonjungyo」のCM音楽を手掛けたことも記憶に新しいエレクトロニカ / IDMミュージシャンのCOM.Aが担当。COM.Aは、兄のジョセフ・ナッシングとのユニット“ROM=PARI”や「ROMZ RECORDS」の設立など、90年代後半よりブレイクコア・ブームを牽引してきた奇才として知られ、2020年には約13年ぶりとなるアルバム『Fuck Dream and Kill Hope』を発表し話題に。数々のCM音楽も手掛けていますが、イエローハットのCMは2022年、2023年に続く起用となります。