「ありがとう、いいくすりです」のキャッチコピーで親しまれる太田胃散が、今年10月44年ぶりとなるリニューアル製品「太田胃散S」と「太田胃散〈分包〉S」を発売しました。これに伴い、佐々木蔵之介を起用した新CM「登場」篇も11月2日より放映中です。
CMは、「太田胃散は、140年以上、愛されてきました」という佐々木蔵之介の台詞で始まります。テーブルに並べられた太田胃散の歴代の商品から一番古いパッケージ缶を手に取った佐々木蔵之介は「明治時代の人々の暮らしにも飲みすぎや胸やけってあったんですね」と感慨深げ。太田胃散が、長い間、人々の胃を支え続けてきた事に想いを馳せるとともに、リニューアル製品が現代の食生活にあわせた配合となっていることを紹介し、温かみのある表情と口調で定番のキャッチコピーも伝えています。
また、太田胃散と言えば昔から変わらないのが、ゆったりとピアノで奏でるCMソング。この楽曲は、
ショパンの「24のプレリュード前奏曲集第7番イ長調」です。“イ長”と“胃腸”をかけたダジャレのような組み合わせも話題によく上りますが、その穏やかな旋律は、優しく胃腸を整えてくれるイメージとぴったりです。
演奏しているのは、ピアニストの
仲道郁代です。最終巻がレコード・アカデミー賞を受賞したCD10枚からなる『
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集』で知られる仲道ですが、ショパンにも熱心に取り組んできており、2024年にリリースされた『
ショパン:ワルツ』をはじめ、『
私のショパン』『
ショパニズム』など数々の作品をリリース。2010年には著書『ショパン 鍵盤のミステリー』も発表しています。2016年に発表された『
永遠のショパン』(写真)に、「24のプレリュード前奏曲集第7番イ長調」も収録されています。