お笑い界では、チョコレートプラネット×渡辺直美によるユニット“n-choco”とm-floによるコラボ・シングル「ELUSIVE」や、ダウンタウン・浜田雅功と湘南乃風がコラボした「人生爆笑」など、フェス映えしそうな楽曲が生まれました。ちなみに、浜田雅功が歌った小室哲哉プロデュースの90年代クラシック「WOW WAR TONIGHT」は、今年、小室哲哉とラッパーのt-Ace、新世代シンガーのAICOのコラボにより公式カヴァーもリリースされています。
日本人アーティストの国境を超えたコレボレーションにも目を向けてみます。米国のヘヴィメタル・バンド、ファイヴ・フィンガー・デス・パンチが、20周年を記念してBABYMETALとのコラボで再録した「ジ・エンド (2025 Version)」は世界中で大ヒットを記録。新しい学校のリーダーズと韓国のクリエイター集団Balming Tigerとのコラボ・ソング「Narani Narani」も、日本において韓国オルタナ勢の人気も定着してきた2025年を象徴する一曲。日本のシティ・ポップに影響を与えた伝説的グループ“ザ・フィフス・アヴェニュー・バンド”のピーター・ゴールウェイと佐橋佳幸のコラボ・アルバム『EN』のリリースも、70年代シンガー・ソングライター・ファンにとっては嬉しい事件でした。近年静かに盛り上がるアンビエント〜ニューエイジ・ブームを象徴するように、作曲家・打楽器奏者の高田みどりと、ECMの看板ギタリストのヤコブ・ブロによるコラボ作『あなたに出会うまで』もリリース。幾田りらが、スペインのシンガー・ソングライター、パブロ・アルボランのアルバム『KM0』とフランスのラッパー、オレールサンのアルバム『La Fuite En Avant』にそれぞれ客演参加したニュースも記憶し新しいところです。