映画『夜の外側 イタリアを震撼させた55日間』が、8月9日（金）より全国でロードショー。封切りに先駆け、特報が公開されています。

　本作は、イタリアが世界に誇る巨匠マルコ・ベロッキオが、ヨーロッパ現代史上、類を見ない大事件「アルド・モーロ誘拐事件」を題材に、壮大な人間模様をフレスコ画のごとく描いた一大巨編。傑作との誉れ高い『夜よ、こんにちは』で、既に赤い旅団側から同事件を描いたベロッキオが、「すでに語られた物語には戻らない」という自身のルールを破り再び映画化。今なお謎多き事件を、“羅生門方式”とも言える6つの視点から再構築。モーロ自身、彼を父と慕う内務大臣コッシーガ、モーロと親交が深かった教皇パウロ6世、赤い旅団のメンバー、モーロの妻と家族たち……、エピソード毎に事件に関わった人物たちのそれぞれの視点で、史実にフィクションを織り交ぜながら、力強くも絢爛たる筆致で描き切りました。

　特報で使用されている楽曲は、スペインのシンガー、ジャネットの「Porque te vas」です。ベスト・アルバム『カラスの飼育 ベスト・コレクション 1967-1983』（写真）などに収録されています。