9月第4週(9月21日[月]~9月27日[日])は秋の大型連休にあたりましたが、台風の直撃によって全国各地で豪雨が発生。この時期の恒例イベントである国内最大級の野外フェス〈ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2026〉も影響を受け、最終日は開催中止の決断がなされたものの、後半戦の前2日間は安全対策を講じた上で予定通り開催されました。
攻めの音楽といえば、GLAYの64枚目のシングル「汚れた英雄」もバンドとして新たな挑戦が光ります。HISASHIが作詞・曲を手掛けた表題曲では、TERUが速いテンポに言葉を詰め込むFast Rapを披露。この楽曲は映画『汚れた英雄』から着想されており、TERUが映画のワンシーンや主人公の葛藤を怒涛のスピードで繰り出される言葉で描写していきます。演奏の勢いに負けない、明瞭な発声とブレスコントロールも見事。公開されたMVではAIで生成した壮大な背景が楽曲の世界観をより深く表現しています。TERUが作詞・作曲を手がけたTVアニメ『ダイヤのA actII』第2期のオープニング・テーマ「NEVER SAY NEVER AGAIN」、TAKUROによる「RADIO STAR」といったカップリング曲も聴きどころです。
さらに同日、ソニー・ミュージックダイレクトからは、東京の夜景やドライブに映えるシティポップを集めた『TOKYO CITY POP -New Standard-』も登場。世界的なシティ・ポップ・ブームの象徴として知られる松原みき「真夜中のドア~Stay With Me」や海外でバズを巻き起こしたスペクトラム「F・L・Y」をはじめ、高中正義「トーキョー レギー」や笠井紀美子「TOKYO SPECIAL」、菊池桃子「Mystical Composer」、大橋純子「テレフォン・ナンバー」など、フュージョン、ディスコ、アイドル・ポップまでを横断した選曲は往年の音楽ファンから若い世代にまでお薦めです。
最後に、一組のアーティストとじっくりと向き合える2作のボックス・セットもご紹介。ひとつは9月23日発売のBOOM BOOM SATELLITES『THE ALBUMS+One』で、歴代アルバムとEPを網羅したほか、メンバーの中野雅之と小林祐介(THE NOVEMBERS)によるTHE SPELLBOUNDとBOOM BOOM SATELLITESの共同名義による新曲「Brand New Drive」も収録した12枚組、全110曲。ヴォーカル・川島道行の十周忌という節目に、その偉大な功績と色褪せることのないレガシーを改めて堪能できる内容です。