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雨の日に聴きたい、“虹”を描く名曲たち――憂鬱な気分を晴らすJ-POP

2026/10/02掲載
雨の日の憂鬱な気分を晴らす、「虹」が出てくる楽曲を教えてください。
雨の日に聴きたい、“虹”を描く名曲たち――憂鬱な気分を晴らすJ-POP
 雨の日が続くと、どこか気分まで沈んでしまうもの……。そんな憂鬱な日々に寄り添うように、音楽には雨上がりの空に浮かぶ「虹」を歌った楽曲が数多くあります。雨が降ったからこそ見ることができる虹は、希望や明るい未来を象徴する存在でもあります。

 今回は、タイトルに「虹」を冠したJ-POPの名曲をピックアップ。しっとりと心に寄り添う一曲から、聴けば前向きな気持ちになれる一曲まで、さまざまな「虹」の歌を通して、雨の日の憂鬱を吹き飛ばしてみませんか。

■絢香「にじいろ」
 絢香の「にじいろ」は、2014年に放送されたNHK連続テレビ小説『花子とアン』の主題歌として書き下ろされた楽曲。軽やかで温かなメロディと、絢香の伸びやかな歌声が心地よく、一日の始まりに聴きたくなるような爽やかさを持っています。タイトルが思わせるのは、雨が上がった空に広がる七色の虹。どんな日にも、その先には新しい景色が待っているような希望を感じさせてくれます。朝ドラの主題歌として多くの人の朝に寄り添ったように、雨の日の出発にもぴったり。気分が晴れない朝でも、この曲を聴けば少しだけ顔を上げて、一日を始められそうです。



■福山雅治「虹」
 ドラマ『WATER BOYS』主題歌に起用された福山雅治の「虹」は、爽やかなギターサウンドと福山雅治の穏やかな歌声が心地よく、どこか開放的な気分にさせてくれる一曲です。「虹」という言葉から連想する美しい景色だけではなく、その先にある未来や希望を感じさせてくれるのも魅力。雨の日に聴くと、どんよりとした空の向こう側に青空が広がっているような気持ちになります。肩の力を抜いて自然体で前に進みたいときにもぴったりで、発売から年月が経った今も色あせない爽やかさを持った楽曲です。



■Aqua Timez「虹」
 Aqua Timezの「虹」は、2008年に放送されたドラマ『ごくせん』第3シリーズの主題歌として発表された楽曲。青春をテーマにしたドラマを彩った一曲として、当時リアルタイムで聴いていた人も多いのではないでしょうか。力強くも温かみのある歌声と、前へ進む勇気を与えてくれる歌詞が印象的で、学生時代に聴いていた人が今あらためて耳を傾けると、当時とはまた違った言葉の受け止め方ができるかもしれません。大人になったからこそ実感できる迷いや葛藤、誰かとのつながりを思いながら聴くのもおすすめです。2024年にはYouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」にも出演し、「虹」を披露。年月を経ても色あせない楽曲の魅力を、改めて感じさせてくれました。



■AAA「虹」
 GReeeeN(現・GRe4N BOYZ)が作詞・作曲を手がけたAAAの「虹」は、2012年に発表され、AAAがそれぞれの道を歩みながらも、ひとつの場所で重なり合うような楽曲として聴くことができます。7色が集まってひとつの虹を描くように、当時のAAAの7人そのものを「虹」に重ねてみると、これまで積み重ねてきた時間と、これから先へ進んでいく未来を歌った曲のようにも感じられます。明るく爽やかなサウンドの中には、仲間と出会えたことへの喜びや、未来への希望が詰まっており、聴いていると自然と前を向くことができそうです。雨の日に空を見上げながら、これまで歩んできた道のりと、その先に広がる景色を思い浮かべたくなる一曲です。



■二宮和也「虹」
 二宮和也の「虹」は、2007年にリリースされた嵐の7thアルバム『Time』に収録されたソロ楽曲です。二宮自身によるピアノの弾き語りで披露されることでも知られる、温かなウエディング・バラード。華やかな言葉で大きな愛を語るのではなく、恋人との何気ない会話や仕草、日常の風景を切り取ったような歌詞が印象的です。さらに、歌詞は女性目線で描かれているのも特徴のひとつ。身近な人と過ごす何気ない時間こそがかけがえのないものなのだと感じさせてくれます。雨上がりにかかる虹のような大きな希望を歌った曲とはまた違い、愛する人と一緒にいる日常そのものを“虹”のように感じさせてくれる一曲。静かな雨の日に、ゆっくり耳を傾けたくなる楽曲です。

■嵐「Løve Rainbow」
 嵐の「Løve Rainbow」は、2010年に放送された月9ドラマ『夏の恋は虹色に輝く』の主題歌。タイトルに「Rainbow」とあるように、虹を思わせるカラフルで開放的なイメージが魅力の一曲です。爽やかなメロディと嵐5人の明るい歌声が重なり、聴いているだけで気分まで晴れやかになります。恋する気持ちを虹色に輝かせるようなポジティブな楽曲で、雨の日の憂鬱を吹き飛ばしたいときにもぴったり。どこか物憂げな雨の日も、この曲を聴けば青空の下を歩いているような爽快感を味わえそうです。



■BABYMETAL「NO RAIN, NO RAINBOW」
 「雨が降らなければ、虹も架からない」というタイトルそのものが、今回の特集にぴったりなのがBABYMETALの「NO RAIN, NO RAINBOW」です。BABYMETALの楽曲の中でも壮大でドラマティックな一曲で、静かに始まりながら徐々にスケールを増していく展開が印象的。悲しみや苦しみを単純に否定するのではなく、それらがあるからこそ、その先に美しいものが生まれるという考え方を感じさせます。雨の日はつい「早く晴れてほしい」と思ってしまいますが、この曲を聴くと、雨の時間さえも未来の虹につながっているように思えてきます。憂鬱な日にも寄り添ってくれる、力強い一曲です。



■BUMP OF CHICKEN「虹を待つ人」
 タイトルにある「虹を待つ」という言葉からは、まだ雨が降っている最中でも、その先にある光を信じているような情景が浮かびます。BUMP OF CHICKENらしい疾走感のあるサウンド、電子音を大々的に使用したアレンジに乗せて、聴く人それぞれの心に残る風景や感情を呼び起こしてくれる一曲です。虹は、いつ現れるか分からないからこそ、その姿を待つ時間にも意味があるのかもしれません。雨の日が続いて気分が晴れないときも、この曲を聴きながら「もう少し待ってみよう」と思えたら、いつもの景色も少し違って見えるはず。



 雨の日が続くと、外出がおっくうになったり、なんとなく気分まで沈んでしまったりするもの。そんなときこそ、音楽の力を借りて気持ちを切り替えてみるのもいいかもしれません。今回は、雨上がりの空にかかる「虹」をキーワードに、さまざまな楽曲を紹介しました。同じ「虹」を歌った曲でも、恋愛や友情、これまでの歩み、これからの未来など、その描き方はさまざま。なかには、雨や涙の先にある希望を歌った曲もありました。

 雨が降らなければ虹は生まれないように、憂鬱な時間があるからこそ、その先にある晴れ間をより鮮やかに感じられるのかもしれません。今回紹介した楽曲が、雨の日を少しだけ前向きに過ごすきっかけになりますように。

(写真は2014年6月18日リリースの絢香「にじいろ」)
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