この曲は、ブライアン・アダムスの「Never Let Go」です。彼独特のハスキーな声で歌われるバラードで、このケヴィン・コスナー主演の映画『守護神』のために書き下ろされた新曲。現在iTunes Music Storeなどでダウンロード販売されている同映画のサウンドトラック盤に収録されており、CDでのリリースは予定がないようです。

　ブライアンと言えばカナダが誇る永遠の若大将。すでにデビューから25年以上が経っているというのに、現在でも若々しく、キャッチーなロックンロールをプレイし続けています。彼の曲はこれまでにもたびたび映画で取り上げられており、91年には「アイ・ドゥ・イット・フォー・ユー」が『ロビンフッド』（そういえばこれもケヴィンが主演）に、93年にはスティング、ロッド・スチュワートと共演した「オール・フォー・ラヴ」が『三銃士』に起用され、いずれも大ヒットを記録しています。2005年の最新ベスト『アンソロジー』（写真）にはこれらの曲も収録されていますので、今回の『守護神』で興味を持たれた方はチェックしてみては？
　なお映画は、相棒を失ったことで第一線を退いた沿岸警備隊の伝説的な救難士（ケヴィン）と、同じように心に傷を負った訓練生（アシュトン・カッチャー）の絆を軸に、人命救助の孤独と葛藤を描いた感動作。日本では2月10日から公開されることになっています。

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