“高専ロボコン”を題材にした2003年公開の映画『ロボコン』。初めはやる気のなかった登場人物たちが、互いにぶつかりあいながら徐々に結束を固めていく……という青春映画の王道ストーリーにもかかわらず、なぜか涙してしまう素敵な作品ですよね。本作が映画初主演となった長澤まさみをはじめ、小栗旬、塚本高史、伊藤淳史ら、今をときめく若手キャストの初々しい演技も必見です。

　さて、そんな映画の中でも印象的なのが、今回ご質問を頂いたシーン。合宿先へ向かうトラックの荷台で、主人公・里美（長澤まさみ）が歌っているのは、山口百恵の「夢先案内人」という曲です。部員たちを奮起させていく里美の立ち位置を示した、見事な選曲といえるのではないでしょうか。山口百恵のベスト・アルバム『ベストコレクションVOL.2』などで、聴くことができますので、ぜひチェックしてみてくださいね。