2曲目の「SUNNY DAY」以降は大きくメドレーを主体とした構成になっている。ただ、メドレーと言ってもたとえば1コーラスでつないでいくようなものではなく、しっかり1曲を歌い切った上で、バンドやHIP HOP ダンサー(3名)、バレエダンサー(12名)との有機的なアンサンブルでひとつのストーリーを紡いでいく。
メドレーとメドレーの合間やセットリストの要所には、黒田を中心としたジャズセッションがスリリングに展開されたり、ピアノの旋律に合わせてバレエダンサーが美しいパフォーマンスを披露したり、それが次の物語のプロローグとして機能している点もショーとしての完成度の高さをうかがわせるものだった。その音楽の物語に合わせて、MISIAの衣装も変化していく。ふわふわとしたファーが印象的な真っ白い衣装からラメ入りの黒のタキシードへといった具合に音楽とファッションとの融合が緻密に成されている。今回の衣装も、昨年の〈THE TOUR OF MISIA 2025 LOVE NEVER DIES〉から引き続き、世界的ファッションデザイナー・二宮啓が手がける「noir kei ninomiya」のパリで発表されたコレクションの中から二宮氏自らがセレクトしたショーピースを着用。また、その独自のスタイルで国内外から高い評価を受けるデザイナー・宮下貴裕(NUMBER (N)INE By Takahiro Miyashita)がこのツアーのために制作した衣装も登場する。
「ここから8会場16公演、全国をまわって行くんですけど、この東北から『MISIA 星空のライヴ XIII GRAND HORIZON』がスタートできたのは、まるで東の空から太陽が昇って光が広がっていくような感じがして、すごくうれしいことだと感じています。そしてこの東北の地で何を歌いたいかなと思ったら、やっぱりこの歌を歌いたいと思いました」