アルバム『生きものたちへ』は、長年に渡りタッグを組み、これまでに約40曲を生み出してきた糸井重里の作詞による「DO YOU LOVE ME?(愛されたいおれら)」、野口聡一宇宙飛行士とその家族との交流から生まれた「うちゅうから」「THREE ROCKETS」「YOU ARE SPECIAL TO ME feat. 松たか子」、「THE RIVER」(NHK『みんなのうた』2026年6-7月放送)、NHK Eテレ『ねほりんぱほりん』のテーマ・ソング「生きものたちへ」、野球をテーマに独自の視点で描いた「LIFETIME BASEBALL」、デビュー以前に行われたセッションからレコーディングやライヴへの参加、YMOでの活動など、50年を超えて数々の共演を重ねてきた細野晴臣をヴォーカルとベースで迎えた「海男と瑠璃亜 feat. 細野晴臣」の全8曲を収録。
そして、11月18日(水)大阪 サンケイホール ブリーゼ公演を皮切りに、今秋には毎年恒例となっている〈矢野顕子 さとがえるコンサート2026 featuring 小原礼・林立夫・佐橋佳幸 and Aisa ~50年分の感謝を込めて~〉が開催されます。小原礼(b)、林立夫(ds)、佐橋佳幸(g)からなる“The YANOAKIKO”としてお馴染みのメンバーに加え、シンガー&ソングライターのAisaを迎えて、幼少期を過ごした青森をはじめ、北海道から福岡まで全8公演を巡ります。
さらに、ブルーノート東京で夏の風物詩として親しまれている、ウィル・リー(Ba)とクリス・パーカー(Drums)との矢野顕子トリオの公演が今年も開催。YouTubeに公開した昨年のライヴ映像「Rydeen」は、100万再生を超える反響を呼んでいます。矢野顕子トリオは、ブルーノート東京とBillboard Live OSAKAで14公演を行なうほか、8月30日(日)に札幌で開催されるイベント〈North JAM Session meets BLUE NOTE TOKYO〉にも出演が決定しています。デヴィッド・サンボーン、スティーリー・ダン等との共演でも知られるウィル、伝説的グループ“スタッフ”の元メンバーであるクリスを迎え、三位一体の卓越した演奏と唯一無二の歌声、予測不能なインタープレイなど圧巻のパフォーマンスを身近に堪能できる機会です。昨年リリースされた配信作『AKIKO YANO TRIO featuring Will Lee & Chris Parker Live at Blue Note Tokyo 2025』には、代表曲「ごはんができたよ」「ひとつだけ」「ラーメンたべたい」や新曲「Three Rockets」、そして映画「ゴジラ」「モスラの歌」、Yellow Magic Orchestra「Rydeen」「東風」、坂本龍一「千のナイフ」などのカヴァー曲が収録されています。
[コメント] 太さと敬意。 たぶん、渋谷公会堂でやった最初の大きなコンサートを、ぼくはおぼえている。褒め言葉としては「物怖じしない」ということになるかなぁ。デビューってことは、新人だっていうことじゃないですか、多少はおどおどしていてもおかしくはないはずだ。それなのにほんとに自信にあふれていたんだよ、まだまだ若いし、どれほどのもんじゃい、太てぇ野郎だと反発さえ感じたわけですよ。そこから、ずうっと、太いです。野郎ではないですが。一貫して太い。矢野顕子本体をそのまま出して文句は言わせないぜ、という芯の通った太さが、自然のままなのだとよくわかりました。なにせ50年間、見てきましたから。太い矢野という大樹にとまる蝉のようにね、おつきあいをしてきましたが。この太い樹木は、意外にも、森羅万象に対しての「敬意」というものを持っているんですよね。 上だ下だ外だ内だ老だ若だとか、ことさらに分けることもせず、みんなを少し「敬している」のがわかるんです。そこんところが、いいんです。蝉のあたしなんかにでも、ラーメンのネギに対するくらいの「敬意」を持ってくれているので、あんがい気持ちがいいんです。つまりは、その「太さ」に「敬意」があるせいで、総合的に「いいやつ」なんですよね。書いてて思ったけど、そんなの最高じゃないですか、いいな、矢野顕子。うらやましいぞ。 今回の「DO YOU LOVE ME」は、聴けばわかるとおり、「愛されたいよねぇ、おれたち」と、しみじみ図々しくお願いする曲です。いまのままで十分だよ、と愛されたい。そういうほんとのこころを、太く歌ってます。そしてもちろん、愛してくれる人への、そしてじぶん自身への「敬意」がそこにあるんですよね。 ――糸井重里(ほぼ日 代表)
今回は私の家族と顕子さんのコラボ作品である「うちゅうから」と「THREE ROCKETS」と「YOU ARE SPECIAL TO ME feat.松たか子」の3曲が収められております。宇宙飛行という大冒険を支える立場からの曲で、宇宙飛行士としては家族のありがたみがぎゅっと詰まっている作品だと思います。素敵に仕上げてくれた顕子さんにも大感謝!です。