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櫻井優衣(ふるっぱー)・郷ひろみ・KUSU KUSU! 7月~8月またぎ週の注目作

2026/07/28掲載
今週リリースされる作品の中で、チェックしておくべきなのは何ですか?
 7月の第5週から8月第1週をまたぐ今週(7月27日[月]~8月2日[日])は、真夏到来にふさわしい作品が揃いました。

 まずはタイトルに“夏”を掲げた、櫻井優衣FRUITS ZIPPER)のメジャー1stシングル「夏いぞん」とOCTPATHの10thシングル「なつめき」が7月29日(水)にリリース。「夏いぞん」は、FRUITS ZIPPERのミントグリーン担当にして、昨年ソロ・メジャー・デビューも果たした櫻井優衣の初CDシングルで、“令和の夏恋”を歌ったキュートな夏ソング。気になる相手に恋して“クラクラ”していく気持ちを表現した「ねっ!ねっ!熱中症!?ねっ!ねっ!熱中症!?」は、最後の最後で「ねっ!ねっ!ちゅーしよっ!? 」に変化。ゆいちゃんの無邪気な可愛らしさがスプラッシュしており、ライヴでのコールは大いに盛り上がりそうです。


 吉本興業所属8人組ボーイズ・グループ、OCTPATHの「なつめき」も夏全開。タイトルは“夏”と“ときめき”を組み合わせた造語で、夏の空気に胸が高鳴る瞬間を散りばめた爽やかなナンバー。好きな人へのときめきが、ソーダ水のように胸でシュワッと弾ける描写が、甘酸っぱくて涼しげな魅力を生んでいます。同曲は、BLドラマ『キスは捜査のあとで』の主題歌にも決定しており、「君がいるだけで全部 good scene」や「ねえ、こっち向いて」といった甘いフレーズが、人情派刑事と“毒舌”エリート後輩刑事の恋物語の熱量を高めるでしょう。

 造語を冠した新曲と言えば、同日リリースされる、元Juice=Juiceにしてソロ5周年を迎えた宮本佳林の5thシングル「HANAKIN / シャニカマー」にも注目。「シャニカマー」は、斜に構えて素直になれない恋心を表した造語で、人気作詞家・西野蒟蒻のセンスも光ります。直接的な夏ソングではありませんが、艶やかなホーンが響く疾走感あるディスコ・ビートは、恋の駆け引きに揺れる“夏の夜”にもぴったりです。

 また、7月29日にリリースされるNEWSの16枚目のアルバム『KMK』にも、夏気分を一気に高める「サマーサイダー」が収録されています。小山慶一郎がリード歌唱を務め、miwaが初めて楽曲制作(作詞・作曲)に参加。YouTubeのダイジェスト映像では、OCTPATH同様“サイダー”の泡立つイメージで胸のときめきを描く歌詞が確認でき、「最高の夏にしようぜ」という力強い煽りとともに、夏への期待が一気に弾けるような躍動感あふれるアップ・チューンであることが伝わってきます。


 夏恋の高揚感を盛り上げるシングルがある一方、同日にリリースされる、timeleszのシングル「消えない花火」では夏の儚さ、切なさを表現。きらめくシンセの音色と、徐々に熱を帯びていくビートが、夜空にパッと咲いて消える花火と、心の中で消えずに残り続ける想いのコントラストを浮かび上がらせます。この曲は、メンバーの佐藤勝利が初主演を務めるアニメ映画『君と花火と約束と』の主題歌で、長岡まつり大花火大会を舞台に、時を越えてつながる願いと運命を描くファンタジックな恋物語をより美しく彩るでしょう。

 そして、7月29日は、KUSU KUSUの34年ぶりのシングル「JUNGLE ROCK」のリリースも大事件。80年代原宿・ホコ天の路上ライヴで人気を博し、TBS『三宅裕司のいかすバンド天国』でブレイクした“バンド・ブームの象徴”が、2026年の夏に再び戻ってきました。デビュー曲「世界が一番幸せな日」やVアニメ『らんま』の主題歌としても懐かしい「地球オーケストラ」、トロピカルなギターで走り抜ける「オレンヂバナナ」など、アフリカやカリブ音楽を取り入れたトロピカルなサウンドと、平和を夢見る歌詞で、当時の少年少女の心に自由を与えたKUSU KUSU。昨年、フロントマン・川上次郎の一人体制として復活してから初となるシングルには、陽気でピースフルなメッセージが今も色褪せない表題曲に加え、代表曲「世界が一番幸せな日」の新録版も収録。夏を彩る音楽としても大推薦です。


 さらに、8月1日には“トップ・アイドル”郷ひろみがデビュー記念日に放つ通算112枚目のシングル「I'm Neo G」も登場。“郷=GO”のGであり、一世を風靡した「GOLDFINGER '99」のGでもある、キャリアの象徴“G”を掲げながらも、“Neo=新しさ”を打ち出した表題曲は、先鋭的なビートを取り入れたバウンシーなダンス・チューンに、「いいよ、僕に見惚れちゃって」と強気なフレーズが炸裂。「GOLDFINGER '99」の頃よりも艶の増した郷ひろみの魅力は、照り付ける太陽にも負けない輝きを放っています。

 洋楽のニュー・リリースも見てみましょう。7月31日には、90年に発表されたデビュー作にして名盤『ケーキ』で、ネオアコ・シーンで語り継がれるスコットランド出身のバンド、トラッシュキャン・シナトラズが10年の新作アルバム『エヴァー・ジ・オプティミスト』をリリース。先行シングル「Melodramatic」に流れる、これぞ“トラキャン”印な透明で瑞々しいギター・サウンドは、日本の重たく沈むような暑気に爽やかな風を呼び込みます。美しく儚い曲調とは裏腹の内省的な詩世界に、じっくりと耳を傾けるのも、夏の過ごし方の一つかもしれません。

 涼をもたらすギター・サウンドと言えば、同日にリリースされるドゥルッティ・コラムの16年ぶりのアルバム『Renascent』もはずせません。プロジェクトの中心人物ヴィニ・ライリーのギター・ワークは、一聴してそれと分かる個性的なもの。79年にファクトリー・レコードからデビューして以来、ゆらゆらと漂う淡い音色のギターは納涼の効果も抜群です。今年1月にはデビュー作にして名盤『The Return Of The Durutti Column』のデラックス版がリリースされ、6月には英・ロンドンのイベント〈Meltdown〉の公演のひとつとして「For Vini: A Tribute to The Durutti Column」が行なわれるなど、再び注目を浴びている中での新作リリースは国内外で注目を浴びています。

 最後に、夏ソングではありませんが、7月29日に発売されるアフロ(MOROHA)のソロ初となるアルバム『無職覚醒』もご紹介。映画『津田寛治に撮休はない』から着想を得た収録曲「津田寛治」は、俳優・津田寛治をひたすら熱量高く描き続ける圧巻の一曲。曲中で連呼される“多忙な名脇役”の名前は、通年を通して中毒に。アフロの熱に呼応して作られた、映画の映像を使用したMVも必見です。



[紹介した作品]
7月29日(水)リリース
櫻井優衣 / シングル「夏いぞん」
OCTPATH / シングル「なつめき」
宮本佳林 / シングル「HANAKIN / シャニカマー」
NEWS / アルバム『KMK』
timelesz / シングル「消えない花火」
KUSU KUSU / シングル「JUNGLE ROCK」
アフロ / アルバム『無職覚醒』

7月31日(金)リリース
トラッシュキャン・シナトラズ / アルバム『エヴァー・ジ・オプティミスト』
ドゥルッティ・コラム / アルバム『Renascent』

8月1日(土)リリース
郷ひろみ / シングル「I'm Neo G」
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