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夏の自由研究のお供に岡崎体育 フェス予習にBABYMETAL そのほか≒JOY、ME:Iなど8月第2週の注目作

2026/08/04掲載
今週リリースされる作品の中で、チェックしておくべきなのは何ですか?
 夏休みに突入した8月第2週(8月3日[月]~8月9日[日])。夏休みといえば宿題。中でも“自由研究”は大仕事で、最近では親子で取組んでいる家も多いことでしょう。夏休みは、好きなもの、興味がわいたものに時間を忘れて没頭できる期間。8月初旬には、テーマを見つけたり、やる気を出したりしたいものです。

 “自由研究”に気持ちが乗らない人には、岡崎体育のインディーズ・ベスト『盆地テクノ』(8月5日[水]発売)がお薦めです。初期衝動あふれる打ち込みサウンドが詰まった本作は、彼が京都盆地で育んだ独自スタイル“盆地テクノ”を存分に体現。テクノポップが炸裂する、『山月記』をモチーフとした「クサムラノトラ」、エレクトロファンク「レジェンドじゃない」、ハードコア「県境」、自身の声で4打ちを刻む「Don't You 甲冑」など、ジャンル越境型の楽曲が並び、代表曲「MUSIC VIDEO」でテクノからロック、ヒップホップまでを大胆に1曲にまとめ上げた彼ならではのセンスがすでに全開です。

 また、公開された著名人コメントでpeko梅田サイファー)が「パンチラインだらけ」と語った「倒置法」は、格言や慣用句をひっくり返すだけのシンプルな発想ながら、並べ方や電子音の盛り上げ方で“わかりみ”を極限まで引き出した名曲。家族の気持ちや絆を描いた「家族構成」と同じく、ちょっとした発想の転換が面白さを生む好例で、自由研究のヒントになるかもしれません。さらに、アコースティック・ギターが優しく響く「大和山城の空」では、子ども時代の記憶がノスタルジックに蘇り、心温まる共感を誘います。岡崎体育が得意とする“あるある”がエモーショナルに発揮されると、こんなにも深い余韻を残すのだと実感できる一曲です。

 6月には、療養のため活動休止を発表した彼に「ゆっくり休んでほしい」と温かい声が寄せられています。そんな今だからこそ、これまでの作品を振り返り、感謝の気持ちを噛みしめるのにも最適な一枚のひとつです。


 また、8月3日には、80年代の知性派 、パール兄弟のライヴ・アルバム『パール兄弟★REBORN30ッス』も発売されました。ハルメンズサエキけんぞう(長男 / vo)と近田春夫&ビブラトーンズ窪田晴男(次男 / g)に加え、バカボン鈴木(三男 / b)と松永俊弥(四男 / ds)という腕利きが集った80年代ニューウェーヴ屈指の実力派バンドも、今年でデビュー40周年。本作は、これを記念して3ヵ月連続リリースされる第1弾で、2016年に開催された30周年記念ライヴを収めたもの。矢野顕子もカヴァーした、2ndアルバム『パールトロン』(1987)収録の名曲「世界はゴー・ネクスト」をはじめ、サエキけんぞうの詞世界とプログレッシヴなサウンド・アレンジが、さらなる完成度で蘇っています。

 そして、前週から引き続き8月第2週も夏ソングがラインナップ。≒JOYの「サマーツインテール」(8月5日発売)は、夏の陽射しの中で“ツインテールの君”への恋が加速していく様子を、弾むポップなサウンドで描いた一曲。MVでは天野香乃愛と市原愛弓のダブルセンターを中心とした、揺れる毛先を表現したようなキュートな振り付けも見どころです。韓国のボーイズ・グループ、TWSの日本2ndシングル「SODA SODA」も、夏の青春の瞬間をシュワっとはじけるソーダに重ねて描写。ともに、夏のまぶしさが鮮やかに広るナンバーです。


 夏ソングではありませんが、ME:Iの4thシングル「花咲く道」(8月5日発売)も心洗われるような爽やかさ。陽光のきらめきのようなギターに始まる、ME:Iとしては異色のロック・チューンで、仲間と未来へ進む決意を力強く歌い、「ただの紙切れさえも君にかかれば宝物」という歌詞は、ファンへの感謝とさらなる成長への誓いを感じさせます。
 
 さらに、SUPER EIGHTが、令和8年8月8日の“超八(スーパーエイト)”に向けて放つニューEP『ダンダーラ』にも注目。お祭りソングのタイトル曲をはじめ、SUPER EIGHTらしいコテコテ感が魅力の楽曲が並ぶ中、冒頭の「再咲」は骨太なロック・ナンバーで、『FNS歌謡祭 夏』で披露したバンド演奏も話題に。泥臭く飾らない詞と熱い歌唱は、SUPER EIGHTの硬派な魅力を伝えています。

 バンド系では、今年のフジロックのレッド・マーキーを熱狂させたa flood of circleの20周年記念ベスト盤『革命未遂の蝶が見る夢』(8月5日発売)も絶好なタイミングでリリース。「Dancing Zombies」「理由なき反抗」「くたばれマイダーリン」など、今年苗場でも披露された代表曲が揃い、ライヴでファンになった人にもベストな一作になるでしょう。

 フジロックと言えば、今年は25周年を記念して3日間開催されるサマーソニックも目前。アニヴァーサリーを祝い、スペシャル・ステージ〈SONIC “METAL” STAGE〉をキュレーションするBABYMETALの4thアルバム『METAL FORTH』のデラックス・エディション(8月5日発売)もこのタイミングで発売に。ポピーポリフィアトム・モレロらを客演に迎えたほか、エレクトリック・コールボーイとのコラボ曲「RATATATA」を含む、まさに世界水準の彼女たちならではの本編に加え、メジャー・レイザーらによるリミックス、日本人アーティストとして史上初のステージとなったイギリスのO2アリーナを含むライヴ音源なども追加された豪華版。なお、8月7日にはエレクトリック・コールボーイの新作アルバム『タンツナイト』がリリースされますが、こちらにも「RATATATA」が収録されています。

 サマーソニックで初来日するアイルランドの4人組ガールズ・バンド、フローレンス・ロードの来日記念版『ビトウィーン・シーズンズ』も8月7日にリリース。SNSでの演奏動画やカヴァーをきっかけにZ世代らしくブレイクしつつ、90年代グランジ / オルタナを受け継ぐ厚みのあるサウンドと、リリー・アロンのハスキーで力強い歌声であっという間に全世代の心をつかみ、世界的な知名度を急拡大させた彼女たち。本作には、ライヴでは大合唱だというアンセムにしてデビュー曲の「ヘヴィ」をはじめ、「ラビッツ・キャン・スウィム」「グッドナイト」「キャタピラー」といった人気曲の数々、6月にリリースされたばかりの「ハンギング・アウト・トゥ・ドライ」などが並び、まさにライヴの予習に欠かせない内容となっています。


 最後にご紹介するのは、2023年のフジロックでレッドマーキーを大興奮に包んだUKの兄弟デュオ、オーヴァーモノの2ndアルバム『ピュア・ディヴォーション』。90年代レイヴ / ガラージをルーツにしつつ、甘美なメロディが光るエレクトロニック・サウンドでダンス・フロアを席巻してきた彼らが、本作ではさらに実験性を加速。70~80年代のシンセや1930年代の駅アナウンス用スピーカーの導入、さらにはクラッシュ・シンバルをオーブンで焼くなどして、理想の音を追求したとか。UKのカルト・バンド“ファスト・リリーフ”の「What A Waste」をサンプリングした「Lockup」ほか、甘く切ない曲調も健在で夏の高揚感を高め、まさに“発見と探求の夏”にぴったりの一枚となっています。

[紹介した作品]
8月3日(月)リリース
パール兄弟 / アルバム『パール兄弟★REBORN30ッス」

8月5日(水)リリース
岡崎体育 / アルバム『盆地テクノ』
≒JOY / シングル「サマーツインテール」
ME:I / シングル「花咲く道」
SUPER EIGHT / EP『ダンダーラ』
a flood of circle / アルバム『革命未遂の蝶が見る夢』
BABYMETAL / アルバム『METAL FORTH (DELUXE JAPAN EDITION)』

8月7日(金)リリース
エレクトリック・コールボーイ / アルバム『タンツナイト』
フローレンス・ロード / アルバム『ビトウィーン・シーズンズ』
オーヴァーモノ / アルバム『ピュア・ディヴォーション』
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