そんな8月第4週(8月17日[月]~8月23日[日])の注目作としてまず挙げたいのが、お盆連休を締めくくった〈SUMMER SONIC 2026〉2日目に出演し、会場を“LOVE!ケンティ―”コールで揺らした中島健人の3rdシングル(8月19日発売)です。本作は、TVアニメ『逃げ上手の若君』第2期のOPテーマ「鬼事」と、7月より公開中の自身主演映画『ラブ≠コメディ』の主題歌「Fiction Love」を収めた両A面シングルで、両曲ともにサマソニで披露。とりわけ、「鬼事」は端麗な正座ポーズも含めた、美しい振り付けがSNSでも話題を呼んでいるところ。手首をきびきびと使うキュートな動きから、妖艶さまでを放つケンティーのパフォーマンスは、初めて彼のステージを観た人にも強く響いたはずです。
そして「Fiction Love」は、現実の世界でも“No1アイドル”を自負する中島が、“360度全方位イケメン”俳優を演じる映画のために自らが作詞・作曲を務めた書き下ろしたもの。映画の世界観に合わせ、撮影用語を散りばめたメタな歌詞と本音がもどかしく交差するような一曲です。ラブコメの裏側にある“仕事の熱”を描く映画のドラマ性を、さらに深く感じさせてくれるのはもちろん、ファンク調のビートに乗せた彼のリズム感ある歌唱も魅力的。“アイドル”を全力で全うする気迫をもちながらも。愛されキャラのケンティ―のステージを見た人は、このシングルで余韻が味わえます。なお、中島は〈SUMMER SONIC 2026〉のセットリストもApple MusicやSpotifyで公開中です。
音楽フェスが盛り上がる一方で、花火大会も夏の風物詩。8月19日には、8月8日開催された日本屈指の花火大会〈神宮外苑花火大会〉との特別コラボレーションで話題を呼んだK-POPグループ、TOMORROW X TOGETHERの日本5thシングル「セツナハナビ (Setsuna Hanabi)」もリリース。花火大会では、このシングルより、「Nice to Meet Ya」と表題曲が披露されました。サントリー天然水「きりっと果実」のCMにも起用された「Nice to Meet Ya」は爽やかなポップ・ロックで描く青春ラヴ・ソング。「セツナハナビ」は、どこか日本の祭囃子をも彷彿とさせる哀愁漂うメロディにのせて、避けられない別れの瞬間を儚く散る真夏の夜の花火に例えた一曲です。当日は彼らの名バラード「紫陽花のような恋」を間に挟みながら、この対照的な2曲で訪れた人々の心に“夏の夜に咲く光の花”を刻みつけました。シングルには、今秋公開の『沖晴くんの涙を殺して』の主題歌「Silence」も収録されており、夏から秋へと移り変わる季節に寄り添う一枚となっています。