2002年8月7日に、東京と神奈川の境に流れる多摩川の丸子橋付近にオスのアゴヒゲアザラシが出現。TVや新聞をはじめ、メディアで大きく取り上げられ、多摩川で発見されたことから“タマちゃん”の愛称で親しまれ、ブームが巻き起こりました。
アゴヒゲアザラシは北極圏周辺に生息することがほとんどとされており、日本の首都圏の河川に現れたことは極めて珍しく、当時体長1メートル前後、1歳前後の子供という愛らしいルックスもあいまって、全国的な話題に。TVをはじめとするメディアが連日その動向を伝えていました。
多摩川で発見された“タマちゃん”は、その後、鶴見川、帷子川(かたびらがわ)、大岡川、中川、荒川でその姿が確認されましたが、2004年4月12日をもって消息は不明に。その間、“タマちゃんフィーバー”なるブームが続き、2002年の新語・流行語大賞の年間大賞に選出。また、さまざまな企画も登場し、2003年2月には神奈川県横浜市西区が特別住民票を与え、「ニシタマオ」の登録名で横浜市西区の名誉区民にもなりました。
2003年の映画『
クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ 栄光のヤキニクロード』や、TVアニメ『釣りバカ日誌』の第26話「ハマちゃん家にタマちゃんがやってきた!の巻(前編)」および第27話「同(後編)」などでアニメ“出演”を果たしたほか、“タマちゃん”をテーマにした楽曲も生まれました。インディ作品が多く、そのなかでも「タマちゃん音頭」なる楽曲が多く誕生。その後、
コムアイ在籍時の
水曜日のカンパネラが2015年11月にリリースしたアルバム『
ジパング』(写真)のなかで、“タマちゃん”を題材にした「西玉夫」なる楽曲を発表しています。