モグワイやアラブ・ストラップなどを送り出した、スコットランド・シーンを支える重要レーベル、ケミカル・アンダーグラウンド。その同レーベルを主宰するグラスゴーの重鎮バンド、ザ・デルガドスがバンド解散を公式HPで発表した。

　ことの発端は、バンドのベーシストであるスチュワート・ヘンダーソンが今年始めに次回作への参加を拒否したこと。バンド側はオリジナル・メンバーが揃わない状態での活動は出来ないと判断し、解散を決断したそうです。気になるメンバーの今後ですが、メイン・ソングライターであったアラン・ウッドワードとエマ・ポロックは、それぞれ別々のプロジェクトを立ち上げる予定と、別々の道を歩むことになる模様。なお、ケミカル・アンダーグラウンドは今後も継続して4人で運営していく模様です。

　ザ・デルガドスは、これまで5枚のオリジナル・アルバムを発表。日本でも名作『ヘイト』(写真)収録曲がアニメの主題歌に使用されるなど、その夢の中に佇むような美しく切ないメロディが好評を得ていました。残念……。