中村 中 連載「『少年少女』の世界」 - Chapter.2 『少年少女』を読み解く【1】寺岡呼人、GO!GO!7188
掲載日:2010年9月22日
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 聴き手によってさまざまな印象を与える中村 中のニュー・アルバム『少年少女』。そこで、ミュージシャンの方々に試聴していただき、コメントをいただきました。今回は、寺岡呼人さん、GO!GO!7188のアッコさんとユウさんです。
寺岡呼人
寺岡呼人 中村 中さんのことはもちろん以前から知っていた。でも深く聴いてきた訳ではなく、シングル曲を何曲か聴いた程度だった。友人のミュージシャン、石田匠君に「僕のイベントに誰かお勧めの人いない?」って、聞いたら「呼人さん、中ちゃんいいと思います」と、紹介してくれた。

 初めて聴く、生の中村 中さんは凄かった。きっと、生まれる時代が違っていても、この人は表現者として生きていたに違いない。ここまで、惹きつけられる魅力を持ったアーティストはここ10年会ったことがない、それぐらいのインパクトだった。

 その中さんのニュー・アルバムを聴かせてもらった。一番好きなのは「戦争を知らない僕らの戦争」だ。この構成力と説得力は並ではない。アルバム全体的には、まだJ-POPと共生しようとしてる瞬間が見え隠れしてるが、僕としては「独白」や「戦争を知らない僕らの戦争」のような世界をもっと掘り下げていってほしい。むしろ、この世界が“スタンダード”になるポテンシャルを持ってるのだから。
寺岡呼人 Information
10月20日に4年ぶりのニュー・ソロ・アルバム『独立猿人』をリリース。12月24日(金)大阪・Music Club JANUS、12月25日(土)名古屋・ell.FITS ALL、2011年1月8日(土)東京・SHIBUYA BOXXでツアーも決定。詳しくはオフィシャルHP(http://yohito.com/)へ。
アッコ(GO!GO!7188)アッコ(GO!GO!7188)
中ちゃんの唄を聴くといつも思うこと。
彼女の唄い出しの一言はいつもすごい。
一瞬で物語に引き込まれてしまう魔法がある。
その曲の言いたいことが全部そこに
集約されてるんじゃないかと思うくらいの緊張感と集中力。
カラオケで人の曲唄ってるときでさえそうなんだから
ライヴ観てる時みたいに聴き惚れちゃう。
 
そんな極上の唄い出しで始まるアルバム『少年少女』。
毒と温もり。
殺菌、除菌、自主規制、臭いものには蓋だらけの世の中に必要な音楽だー。
ユウ(GO!GO!7188)ユウ(GO!GO!7188)
中ちゃんの歌声は歌詞がすごく聞きやすいので、
切なくて悲しかったり、耳に痛いほど厳しい言葉だったりが
ビシバシ脳裏に響いてきました。
この一枚には、いろんな人間像があると思います。
弱々しかったり、強がったり、現実的だったり、現実逃避したり、
優しかったり、冷酷だったり、捨て身だったり、愛されたがったり、
生きたがったり、死にたがったり……
でも、その全ての感情がどの人間にも備わっているものだと思います。
現代社会の不安や葛藤を、こんなにリアルに突きつけられているのに
そのきれいな歌声とメロディで少し救われる気がしました。
こんなにたくさんのヒューマンドラマを一人で表現してしまう、
中ちゃんの多才さには脱帽です。
GO!GO!7188 Information
お馴染みのGO!GO!7188の曲がアコースティック・アレンジで楽しめるライヴ・ベスト・アルバム『アコースティック大作戦!! / アコースティック・ライブ・ベスト』(VICB-60062 税込3,000円)が9月22日に発売。また、ユウがTHE BOOMのニュー・シングル「蒼い夕陽 feat.ユウ(GO!GO!7188)」にゲスト・ヴォーカルとして参加! 本作は9月29日リリース。さらに、11月3日にはライヴDVD『タイトル未定』もリリース予定。詳しくはオフィシャル・サイト(http://www.gogo7188.jp/index.html)へ。
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