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改訂新版
ロック・クロニクルVol.1
1985-2002
2002年5月23日発行
B5判 全248頁
本体2,000円 + 税
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ROCK CHRONICLES 1985-2002
<<35人&400枚で知る混沌期のロック>>
初版が出たのが97年でしたから、その後およそ5年経ち、ロックを取り巻く状況も大きく変わったように思うのですが、では、ロックを聴くうえでの環境の変化はいったいどれほどのものだったのだろうかと、そんなことを思い浮かべながら増補改訂新版の編集作業を進めました。追加したCDD100枚のラインナップを改めて眺めてみて思うのは、ロック的な音の幅がさらに広がったのではないか、ということです。それをオルタナティヴ・ロックの浸透とみるのか衰退ととるのかは微妙なところですが、いずれにしても、欧米中心のロック/ポップ観だけでは現在の“ロック”を語ることができない、ということは間違いなさそうです。

 今回の増補改訂では、見開きで紹介していた“ロック・グレイツ30”に、この5年間のロック・シーンでを語る上で欠かせない5人(組)、レディオヘッド、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン、エイフェックス・ツイン、ジム・オルーク、アーニー・ディフランコを加えました。またベーシック・コレクションと題したCD300選は、97年以降の重要作100枚を追加し、計400枚とヴォリューム・アップ。紹介しきれない名盤はもちろんまだまだたくさんあると思いますが、“ロック的な音”の幅がどのくらい広がったかは、この増補改訂新版のCD選のラインナップをご覧いただければおわかりいただけるかと思います。
 さらに、その後の音楽シーンの流れをまとめたヒストリーと年譜(アルマナック)を加え、現在のロックを取り巻く音楽シーンの動きを詳細かつ簡潔にまとめました。CDの品番も現在入手可能なものにすべて改めましたので、ロック/ポップ音楽の手引きとして、またCD購入のガイド本として、ぜひお役立てください。
≪HISTORY≫
A:テクノロジーの進歩がロックを変えた
 ポップ・ミュージック1985−1997 (渡辺 亨)
B:新しいワールド・ミュージックの時代の始まり
 オルタナティヴ・ロックのその後 (渡辺 亨)
≪ROCK GREATS 35≫
シーンを彩った“時代の顔”を厳選。アーティストごとに見開きで紹介。それぞれCD2〜4点を収録曲・品番・写真つきで解説。完全ディスコグラフィ、プロフィール付き
・ソニック・ユース (湯浅 学)
・ニルヴァーナ (沼崎敦子)
・オアシス (岡村詩野)
・ブラー (保科好宏)
・ベック (渡辺 亨)
・ビョーク (如月ゆい)
・R.E.M. (森田義信)
・ポール・ウェラー (宮子和眞)
・スミス (米田 実)
・パブリック・エナミー (萩原健太)
・ビースティ・ボーイズ (岡村詩野)
・エルヴィス・コステロ (五十嵐 正)
・プリンス (半戸芳憲)
・フィッシュボーン (松永記代美)
・テレンス・トレント・ダービー (渡辺 亨)
・ジャミロクワイ (佐藤英輔)
・ア・トライブ・コールド・クエスト (河地依子)
・フェイ・ウォン (森田純一)
・ソウル ソウル (宮子和眞)
・ユッスー・ンドゥール (真保みゆき)
・U2 (小暮秀夫)
・ストーン・ローゼズ (沼崎敦子)
・プライマル・スクリーム (吉原聖洋)
・ナイン・インチ・ネイルズ (米田 実)
・ガンズ・アンド・ローゼズ (菅 岳彦)
・パール・ジャム (天辰保文)
・レニー・クラヴィッツ (和久井光司)
・デ・ラ・ソウル (藤田 正)
・カエターノ・ヴェローゾ (北中正和)
・ロス・ロボス (萩原健太)
・レディオヘッド (大鷹俊一)
・レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン (平野和祥)
・エイフェックス・ツイン (小野島 大)
・ジム・オルーク (高橋道彦)
・アーニー・ディフランコ (大須賀 猛)
≪BASIC COLLECTION 400≫
1997年以降の名盤を100枚を追加、全400枚をオリジナル発表年ごとに紹介。全収録曲目・品番・人名&アルバム名の欧文表記の最新データとともに200〜400字の解説を併記された徹底CDガイドです。
≪TOPICS≫
・オルタナティヴ時代のロック・サウンドを考える (傅 信幸)
・録音機材の発達がもたらしたもの (和久井光司)
・オルタナティヴ期のロックを観る (大鷹俊一)
・ビートルズ1985−1997 (藤本国彦)
≪COLUMN≫
・ミクスチャー・ロック (森田義信)
・ブラック・ロック (佐藤英輔)
・アフリカ音楽 (北中正和)
・新世代のカントリー・スター (能地祐子)
・トラヴェリング・ウィルベリーズ『VOL.2』の行方 (市川哲史)
・女性ロッカーの歌 (沼崎敦子)
・東と西のラップ (藤田 正)
・外資系大型レコード店の進出 (如月ゆい)
・アンプラグド・ブームがもたらしたもの (天辰保文)
・グランジ (吉原聖洋)
・カントリー・ロック (能地祐子)
・トリビュート・アルバム (会田裕之)
・ジャズとロック (脇谷浩昭)
・アイルランドの伝統音楽 (森田純一)
・アジアのポップス (飯塚達弘)
・リミックスについて考える (小暮秀夫)
・レゲエ/ダブ (会田裕之)
・70年代モードのアメリカン・ロック (吉原聖洋)
・ヒーリング・ミュージック (増渕英紀)
・20年後のパンク・ロック (市川哲史)
・現代のライヴ考 (佐藤英輔)
・ニュー・クラシック・ソウル (河地依子)
・ブリット・ポップ (宮子和眞)
・テクノに息づくロック感覚 (小野島 大)
・ルーツ・ロック (増渕英紀)
・ボブ・ディラン1985−1997 (吉原聖洋)
・ロックを感じさせる映画 (山下泰司)
・ロックとアメリカ小説 (吉原聖洋)
・ビートルズ“アンソロジー” (藤本国彦)
・ビートルズ1998−2002 (藤本国彦)
≪ROCK ALMANAC≫
ロック年譜1985−2002 (東 ひさゆき)
〜各年に起こった重要な出来事を1年ごとに紹介。物故者も詳細に掲載。
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