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クラシックプレス
第13号 2002年冬号
2002年12月11日発売
CD付き
A5版 全236頁
本体2,381円 + 税
-品切れ-
国内唯一の輸入盤クラシックCD専門雑誌「クラシックプレス」、第13号の表紙はメキシコのエンリケ・バティス。2002年秋東京ニューシティ管を指揮するため初来日した折のインタビューを6ページにわたって掲載しています。生い立ちや修行時代から現在までのバティスの足跡、そして指揮者とは何か、音楽をするには何が必要かをバティスはとうとうと語っています。

付録CD「フランス・ヴァイオリンの粋を聴く」は、両大戦間に録音された珠玉の小品13曲と、サン=サーンスのヴァイオリン協奏曲第3番の世界初録音を収めました。独特の典雅な個性を放つフランスの奏者10人の至芸を、当盤ならではの鮮明な復刻で心ゆくまでお楽しみください(曲目詳細は下記を参照)。

前号よりスタートした「復刻盤鑑定会」は、好評につき2ページに拡大。メンゲルベルクの「英雄の生涯」とクナッパーツブッシュのブルックナーの交響曲第8番の2つの演奏について数種の盤を比較検討します。

「輸入盤CDベスト5」は輸入盤クラシックCDに造詣の深い4人が、過去に発売されたすべてのCDの中からお気に入りの5点を厳選し、コメント入りで紹介します。

輸入盤CDは約350点を掲載。うち約250枚をレビュー、他のCDにもすべて日本語による紹介コメントが付いています。
≪特製CD≫
『フランス・ヴァイオリンの粋を聴く』
全14曲中ティボーを除く13曲が初CD化!


[ 収録曲 ]
1 サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲第3番ロ短調 作品61
ミケル・カンデラ(vn)、フィリップ・ゴーベール指揮、パリ音楽院管弦楽団(1928)※この作品の世界初録音
2 リムスキー=コルサコフ(クライスラー編):太陽ヘの賛歌〜歌劇「金鶏」より
ジャック・ティボー(vn)、ハロルド・クラクストン(p) (1927)
3 ショパン:夜想曲ホ短調
イヴォンヌ・キュルティ(vn);ゴドフロイ・アンドルフィ(p)(年代不詳)
4 ブラーガ:天使のセレナード
イヴォンヌ・キュルティ(vn);ゴドフロイ・アンドルフィ(p)(年代不詳)
5 ドヴォルザーク:ユモレスク
ジャンヌ・ゴティエ(p)、ピアニスト不詳(p)(1927)
6 ニン(コハンスキ編):スペインの歌
ジャンヌ・ゴティエ(vn)、ホアキン・ニン(p)(1928)
7 フォーレ:子守歌 作品16
リュシアン・シュワルツ(vn)、リュシアン・プティジャン(p)(1931)
8 ゴダール:ジョスランの子守歌
リュシアン・シュワルツ(vn)、リュシアン・プティジャン(p)(1931)
9 クライスラー:テンポ・ディ・メヌエット
イヴォンヌ・アストリュック(vn)、ピアニスト不詳(1928)
10 ドルドラ:スーヴニール(思い出)
ルネ・シュメー(vn)、マルグリート・デルクール(p)(1926)
11 サン=サーンス:序奏とロンド・カプリツィオーソ
ルネ・シュメー(vn)、ハロルド・クラクストン(p)(1925)
12 ドリゴ:セレナード〜「百万長者のアルルカン」より
シャルミー(vn)、リュシアン・プティジャン(p)(1930)
13 トセッリ:セレナータ
マルセル・ダリュー(vn)、ピアニスト不詳(1929)
14 J.C.バッハ:ソナタ・ノットゥルナ 変ホ長調 作品4の3
アンリ・メルケル、リュシアン・シュワルツ(vn)、アンドレ・ナヴァラ(Vc)(1939)

[ 付録CDストーリー ]
フランス・ヴァイオリンの粋を聴く(濱田滋郎…付録CDに演奏が収録されているヴァイオリニストたちについて詳しく解説)
≪ドキュメント≫
ハンス・クナッパーツブッシュ演奏会全記録Part6 1957
 (日本ハンス・クナッパーツブッシュ研究会編)
≪特別記事≫
[ 輸入盤フリークが選ぶ クラシック輸入盤CDベスト5!<その1> ]
許 光俊氏(そのうちミステリー作家)、鈴木淳史氏(売文業)、沼辺信一氏(美術館学芸員・20世紀芸術史研究家)、山崎浩太郎氏(演奏史譚)の各氏が、こだわりの盤を5点ずつ紹介します。輸入盤マニア必見!
[ 短期集中連載 ]
グィド・カンテッリ トスカニーニとともに 3(ローレンス・ルイス)
[ インタビュー ]
初来日! エンリケ・バティス(きき手:田中成和)
[ インタビュー ]
クレール=マリ・ル・ゲ(きき手:平林直哉)
[ インタビュー ]
全曲が初録音!“大指揮者のピアノ”を録音した白石光隆(きき手:萩谷由喜子)
遂に発売された クナッパーツブッシュの秘蔵映像
暴挙か快挙か!? 超スロー・テンポの怪指揮者、コブラを聴く!!!(鈴木淳史)
外国人評論家による日本製CDレビュー(アラン・サンダース & マイケル・グレイ、対訳付英文)
≪定期連載≫
[ クナッパーツブッシュの名盤 / 宇野功芳 ]
- ブラームス:交響曲第3番
ブルーノ・ワルター、ヴィルヘルム・フルトヴェングラーに続く全演奏批評シリーズ、ファンの圧倒的要望にお応えして連載中。
[ もっと知りたい、この作曲家 / 濱田滋郎 ]
- ブルッフ
他の追随を許さない幅広く深い知識、それ以上にレコードと音楽に対する熱き愛情を持つ筆者が秘境へと誘う。これを読むとそれぞれの作曲家に対する愛情が沸き、個々の作品への理解がいっそう深まること間違いなし。クラシック音楽鑑賞の神髄
[ 音楽家の食卓 / 横堀朱美 ]
- メンデルスゾーン、チーズシュトルーデル風
大作曲家たちの食卓にはどういった料理が並んでいたのか? そのレシピを追求する新機軸連載。そのため、筆者は文献を読みあさり、料理を何度も試作・試食するなど、まさに血と涙とゲップの結晶。
[ 絶対邪悪 / 許 光俊 ]
- 「エレクトラ」雑感
「クラシック、恐怖の審判」(青弓社)などで知られる気鋭の筆者による、毒と邪悪と皮肉に満ちた痛快エッセイ!
[ ねこけんの聴振書教 / 金子建志 ]
- 21世紀のベートーヴェンとは〜ボッセ、小澤、ブリュッヘンの「第九」
CDの批評(聴く)、アマチュア・オーケストラの指揮者(振る)、音楽学者(書く)、大学の講師(教える)として多方面で活躍が、各回テーマを絞ってわかりやすく掘り下げた興味津々のエッセイ。
[ 音楽サイト漫遊記 / 鈴木淳史 ]
- 世界最高の音楽事典と戯れる
[ 復刻盤鑑定会 ]
- 第2回/メンゲルベルクの「英雄の生涯」、クナッパーツブッシュのブルックナー第8番(平林直哉×福島章恭)
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