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渋谷百軒店 ブラック・ホーク伝説
〜70年代、世の流れに同調しない個性派ロック喫茶があった〜
2007年10月29日発売
B5判 160ページ
本体1,905円 + 税
雑誌コード:64371-74
【品切れ】
何年後かに、"幻の名盤"となるレコードが、幻ではなくリアル・タイムで流れつづけた店、ブラック・ホーク

60年代には“映画とジャズを楽しむ町”といった趣が濃かった東京・渋谷百軒店。中でも日本ではじめてブリティッシュ・トラッドの紹介を積極的に行ない、鈴木慶一や南佳孝などミュージシャンが多く集まる店だったブラック・ホーク。ブラック・ホーク・オーナー水上義憲氏のインタビューや、店長格だったロック評論家、松平維秋氏らの証言を手はじめに、きわめてユニークな存在だったロック喫茶が歩んだ足どりをまとめたメモリアル・ブック。

また、ブラック・ホークが機関誌として発行していたミニコミ『スモール・タウン・トーク』の1977年12月に発行された11号に掲載された特集記事「ブラック・ホークの選んだ99枚のレコード」をリニューアルして、再現! いまでもレコード・マニアが探し求めている幻の特集がよみがえりました。

[主な内容]

■PART1 渋谷百軒店1969 - 70年代
インタビュー:
ブラック・ホークの18年 / 水上義憲(ブラック・ホーク・オーナー)
再録
渋谷(1960-1982)〜渋谷百軒店界隈 / 矢吹申彦(『東京面白倶楽部』より)
インタビュー■記憶から消えない60年代の百軒店/三野村泰一(元「サンジェルマン」オーナー)
エッセイ■百軒店の「手のひらの上」 / 萩原健太(音楽評論家)
■PART2 松平維秋とヒューマン・ソングス
インタビュー:
松平君はトラッドへ向かった / 水上義憲(ブラック・ホーク・オーナー)
再録
イギリスにどんな"都市の音楽"があったか / 松平維秋
トラッドの受け入れられ方 / 松平維秋
よみがえった古謡 / 松平維秋
始めに歌ありき / 松平維秋
1999年 / 松平維秋
1971年作の名盤 / 松平維秋
生暖かい人間味 / 松平維秋
ザ・バンド / 松平維秋
ロックにとって名盤とは何か / 松平維秋
終わりの始まり / 松平維秋
トーチカ物語 / 松平維秋
エッセイ:
ブラック・ホークからブリティッシュ・トラッド愛好会へ / 森 能文(ハイランド・パイパー)
1970年代百軒店のサムシング・イン・ジ・エアー / 尾城夏人(自由業)
■PART3 この店でしか聴けない音楽
インタビュー:
トラッドだけでは客は呼べない / 水上義憲(ブラック・ホーク・オーナー)
エッセイ:
「ロック喫茶」という発想 / 和田博巳(ミュージシャン、オーディオ評論家)
ブラック・ホークの気配 / 市川 陽(TVプロデューサー)
寄せ書き:ブラック・ホークDAYS
新井健文・飯田竹男・伊藤銀次・小川真一・かしぶち哲郎・粕谷雅昭・小西勝・白石和良・菅沼裕・鈴木慶一・鈴木常吉・本多信介・南佳孝・若林敏子・和田博巳
■PART4 メッセージが発信される店
インタビュー:
時代はロックに背を向けた / 水上義憲(ブラック・ホーク・オーナー)
エッセイ:
「ブラック・ホークのにおい」 / 野田高澄(アート・ディレクター)
■PART5 99枚のディスク
〜「ブラックホークの選んだ99枚のレコード」リニューアル版
天辰保文・大江田信・大島豊・小川真一・菅野ヘッケル・浜野サトル・尾城夏人・松平維秋・松永良平
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