

女優として名を馳せる上戸彩が、シングル「Pureness」で歌手デビュー。この頃の彼女はグラビアなどでも活躍、2001年にはTBS系の名物ドラマ『3年B組金八先生』の第6シリーズに出演し、性同一性障害の女生徒を演じたことで、一気に注目度を高めた時期だった。当時はまだ数の少なかったCD+DVDという形態でのリリースも話題に。意外、と言っては失礼だが歌唱力も安定しており、その後、シンガーとしても着実なキャリアを築くことになる。
ZIGGYのフロントマンとして知られる森重樹一が東京都に生まれる。歌いはじめたのは中学生の頃からで、長髪のロック・ミュージシャンに憧れを抱いていたらしい。早稲田大学という名門に在籍しながらも、フツーの仕事に就くことには目もくれず、ロックンローラーとしての道を邁進することになる。キャッチーでいながらも甘くなりすぎず、歌謡曲寸前でロックに踏み止まる……。そんなメロディを書かせたら天下一品の男であり、毒気のある華やかさも充分。

香西かおりが大阪府に生まれる。本名は香西香。11歳で民謡教室に通い始め、茶道や華道だけでなく、簿記から情報処理までの資格を持つ資格マニア。'93年にレコード大賞を受賞した「無言坂」(玉置浩二作曲)は、詞が完成したのが吹き込みの前日にもかかわらず、わずか30分で吹き込みを完了したという。藤あや子や伍代夏子、坂本冬美らと並び称される「美人演歌衆」の彼女は、'00年4月に結婚。
ミュージシャン、プロデューサー、役者、執筆活動など、幅広く活躍するムーンライダーズの鈴木慶一、東京に生まれる。'72年はっぴいえんどと並ぶ日本語ロックの先駆バンド・はちみつぱいを結成し、その後同バンドを母体にムーンライダーズを結成。そのかたわら、ソロ活動や、高橋幸宏などとのユニット活動にも力を入れ、'99年には新曲をインターネットで配信するなど、その先見性と〈新しモノ好き〉には定評がある。原田知世のプロデュースも担当。


ニューヨーク滞在中のホテルにてビートルズとボブ・ディランが初対面。来訪したボブ・ディランはご丁寧に上物のマリファナを持参。それは「抱きしめたい」の歌詞を聞き間違えていたことから、ビートルズがマリファナ経験者だと思い込んでの行為だった。そこで初めてマリファナを使用したビートルズは大爆笑してしまったそうだ(これはマリファナの効果だそう)。以後、スタジオでビートルズは「笑いに行こう」と言ってはマリファナを吸っていたそうだ。対面後、ジョンは「アイム・ア・ルーザー」「悲しみはぶっとばせ」などでボブ・ディランの影響を表に出し、ジョージはソロ時代に「アイド・ハヴ・ユー・エニイタイム」で共作を行なうなどし、親交を深めていった。