


DJとしてお馴染みの小林克也が広島県に生まれる。幼少期からラジオの英語放送に興味を持ち、FENなどで洋楽と英語に親しんでいたという。実に流暢な英語を話すことで知られているが、彼がそれを身につけたのは独学によってだった、というのは有名な話。『スネークマンショウ』も素晴らしいが、80年代を体験した者には『ベストヒットUSA』のVJとしてのイメージが強いだろう。この番組で洋楽の洗礼を受けた、というファンも少なくないはずだ。
日本を代表するギタリストのひとり、高中正義が生まれる。70年代後半以降はフュージョンの世界を中心に活動しているが、もともとはロック・シーンで活躍していた。古くからのロック・ファンならばご存知だろうが、デビューはフライド・エッグの一員として、それもベーシストとしてだった。サディスティック・ミカ・バンドからギタリストとなり、以降はその確かなテクニックによって常に高い評価を得ている。派手なファッション・センスも知られるところ。
B'zの松本孝弘が大阪府豊中市に生まれる。高校時代にロックに目覚めた松本は、浜田麻里やTMネットワークなどさまざまなアーチストのサポートで活躍後、88年にソロデビュー。自分自身のバンドを作りたいという意志の元、稲葉浩志をヴォーカルに迎えて「B'z」を結成した。デジタルでは表現できない、ギターとヒューマンボイスの編成は圧倒的な存在感を放つ。松本のギター技術には定評があり、99年にはGibsonから日本人としては初のシグネチャーモデルが発売された。
7オクターブの歌姫マライア・キャリー、NYに生まれる。'90年アルバム『マライア』で衝撃のデビュー。その音域の広い歌声とキュートで健康的な容姿で、一躍トップ・スターの座に上り詰める。その後、約100億円という巨額の契約金でレコード会社を移籍。しかし……自殺未遂騒動、神経衰弱による入院、初主演映画『グリッター』の惨敗、新作がアメリカで50万枚も売れず約13億の赤字。そして、その責任問題でレコード会社をお払い箱……。本格的な復活までには数年を要した。

1951年、ナレーターの窪田 等が山梨県に生まれる。各種報道番組やバラエティ、CM、アニメなど数多くのメディアでナレーションを担当。日本テレビ系にて2004年より放映された浦沢直樹の人気漫画を原作とするTVアニメ『MONSTER』では、ハルトマン役で声優としても活躍。耳あたりのよい適度に深みある声で、テレビには欠かせない存在の重鎮ナレーター。

リンゴ初のソロ・アルバム『センチメンタル・ジャーニー』発売(米国では4月24日、日本では6月25日発売)。最高位は全英7位、全米22位。日本では最高59位だった。 ジョージ・マーティンのプロデュースによるこのアルバムは全編スタンダード・ナンバーのカヴァー。レコーディングはビートルズ解散前の69年10月27日にスタート。このアルバムでリンゴはヴォーカルに徹し、演奏には参加していない。また「スターダスト」のアレンジはポールが手がけている。