

女性ラッパー、リル・キムが米国ブルックリンに生まれる。本名キンバリー・ジョーンズ。両親は彼女が9歳の時に離婚、父親と暮らすことになったのだが、その父親に家から追い出されるという、酷い環境で育ったようだ。10代からストリートで過ごし、その強烈なラップ・スキルを身につけていく。身長143cmと小柄な体とは裏腹に、挑発的なまでにセクシャルな歌詞、過激なセックス・アピールもあり、デビューした後は瞬く間に人気ラッパーとなった。
バウハウスのフロントマンとして知られるピーター・マーフィーが英国に生まれる。“ゴシック”の元祖と謳われるバウハウスにおいて、彼の存在がそのイメージの形成に与えた影響は計り知れない。パンク、ニューウェイヴ、ゴスといったジャンル分けが意味をなさない、暗くも攻撃的な独特のサウンドを、ものの見事に表現、人気と評価を得ていた。耽美的な存在感はソロになってからも衰えることはなく、かのデヴィッド・ボウイにひけを取らないほどだ。
常に変容を繰り返すアーティスト、デヴィッド・ボウイが「スペース・オディティ」を発売。ボウイがキューブリックの映画『2001年宇宙の旅』にインスパイアされて作ったこの曲は、一時音楽業界から姿を消していたボウイに復帰の決心をさせ、英国では傑作として大いに受け入れられた。が、当時アポロ11号の打ち上げに沸くアメリカではまったく売れずじまい。“キミの宇宙船のエンジンは止まってしまった。残念ながら地上には戻ってこれまい〜”。内容がコレでは……。
藤井フミヤ、福岡県に生まれる。'83年、チェッカーズのVo.として「ギザギザハートの子守歌」でデビュー。同曲と「涙のリクエスト」「哀しくてジェラシー」の3曲が同時にベストテン入りを果たすなど、出す曲出す曲が大ヒット。ティーンに絶大な支持を得る。ソロになってからも「TRUE LOVE」が200万枚のセールスを記録。〈既婚・子持ちでもカッコイイ〉という独自のスタンスを獲得し、女性から根強い支持を得ている。
ジョン・ボン・ジョヴィ率いる「ボン・ジョヴィ」のライヴに感動したリッチー・サンボラは「演奏を聴いていて何かが欠けていると思った。そして、それは俺だと気付いたんだ」と告げた。さらに当時のギタリストを指して「俺のほうがうまい。俺がメンバーになってやる」と言ってのけ、見事メンバーに。リッチーは両親から強い勧めを受け、幼少時より数々の楽器に触れてきた本格派。'91年からソロ活動も開始。また、来日公演の取材では、ジョンと共に松井秀喜にエールを送ったほどの親日家である。
TVアニメ「ちびまる子ちゃん」に登場する架空の人物。脇役ながら異様な存在感を放っている。一度見たら忘れられないキャラクター。花輪くんが大好きで将来の夢は花輪くんのお嫁さんになること。花輪くんが迷惑がっているのにも気づかない。じつは丸尾くんと一緒の学級委員だったりする。
日本映画界の名脇役として知られた小松方正が敗血症のため76歳で死去。独特のいかつい風貌を活かし悪役を熱演、「白い巨塔」『太陽を盗んだ男』など数多くのドラマや映画に出演した。また低音の声を武器に声優としても活躍、『酔拳』や『刑事コロンボ』などでその美声を今でも聴くことができる。
この日はアップルのエレクトリック部門の担当者アレックス・マーダスの結婚式が行なわれ、ジョンとヨーコ、ジョージとパティが出席した。その後、午後4時から午前3時45分までの第3スタジオでのセッションでは、「レボリューション」(テイク15)にニッキー・ホプキンスによるエレクトリック・ピアノとポールのベースをオーヴァーダビング。ニッキー・ホプキンスには、6ポンド10シリング(6ポンド50ペンス)のギャラが支払われた。その後、「オブ・ラ・ディ、オブ・ラ・ダ」には3本のサックスとベースが加えられ、セッションの終わりに「オブ・ラ・ディ、オブ・ラ・ダ」のラフなモノ・ミックスが作られた。この日はリダクション・ミックスとオーヴァーダビングにそのほとんどが費やされた。