

ブルースの巨匠、マディ・ウォーターズが米国イリノイ州の自宅で死去した。享年68。この人が存在しなければ、ブルースはおろかロックの歴史もまったく違うものになっていただろう。豊潤でディープな声、粘り気のあるギター・プレイ、そして何より残した名曲の数々……。ブルースを聴くきっかけにもなるし、マニアが語りつくせないほどの奥深さもある。ローリング・ストーンズ、エリック・クラプトン、エアロスミスなどなど、彼の遺伝子は形を変えて根付いているのだ。
カントリー・ミュージック・シーンで厚い支持を得るウィリー・ネルソンが、米国テキサス州に生まれる。両親の離婚により、幼少期は姉とともに祖父母の下で育ったという。彼が音楽をプレイするようになったのは、その祖父母が音楽の通信教育を受けさせてくれたのがきっかけだとか。ギターを覚え、ラジオ局のDJやソングライターを経た後にデビュー。保守的なカントリー・ミュージック界において、“アウトロー・カントリー”と称されて異彩を放つ存在だ。

レニー・クラヴィッツが、『5』を発売。1995年9月に『Circus』を日本先行でリリースしてから約3年、5枚目のアルバムである『5』はそれまでのアナログな様相をガラリと一変。かたくなに拒んできたデジタル・サウンドや、自らが黒人であることを素直に認めたようなファンキーなビートを大きく取り入れ、賛否両論を巻き起こした。しかし、アメリカやイギリスではこの変化が素直に受け入れられ、同アルバム内のシングル「Fly Away」が英米大ヒットとなった。
孤高のフォークシンガー長渕剛、「傷まみれの青春」を発表。'77年「雨の嵐山」でデビュー。熱狂的なファンを持つことでも知られる彼は、一見すると我が儘ととられがちだが、音楽に対する情熱は凄い。地方のコンサートでは、駅から会場までの間、ロン毛や短髪など、さまざまな時代の長渕の格好で歌っているファンをたくさん見られるとか。
1964年、声優、渡辺美佐が東京都に生まれる。『ONE PIECE』ネフェルタリ・ビビ(ミス・ウェンズディ)ほか数々のアニメ作品、ゲームに出演の名バイプレイヤー。洋画/TVシリーズ吹き替えでは『24 -TWENTY FOUR-』ニーナ・マイヤーズ、『セックス・アンド・ザ・シティ』ミランダ・ホッブス、『デスパレートな妻たち』ブリー・ホッジなど、重要な役どころを好演。また、情報番組、バラエティなどのナレーターとしても活躍。
俳優のキルスティン・ダンストが米国ニュージャージー州にて誕生。1994年公開の『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』では、弱冠12歳ながら耽美な魅力を披露。『ヴァージン・スーサイズ』、『スパイダーマン』シリーズでその人気を不動のものとする。『魔女の宅急便』や『パラッパラッパー』など、英語版アニメで吹き替え役を演じていたことも。ソフィア・コッポラと再びタッグを組んだ『マリー・アントワネット』では、世界の乙女心をくすぐった。
クリス・トーマスがプロデューサーを手がけたこの日は、まず、1月31日に録音した「レット・イット・ビー」のベスト・テイクにリード・ギターをオーヴァーダビング(シングルで使われたギター・ソロはこの日に録音されたもの)。午後7時15分から午前2時まで続いたセッションの残りの時間には、67年にレコーディングされ、未完成のままだった「ユー・ノウ・マイ・ネーム」に再び取り組んだ。マル・エヴァンスによるシャベルで砂利をすくう音、ジョンとポールだけでボーカルや手拍子、咳などをオーヴァーダビングした。この曲はプラスティック・オノ・バンドのシングルとして12月5日に発売する予定であったが、直前に発売中止が決定。70年3月発売のシングル「レット・イット・ビー」のB面に収録された。