スペインからの新鋭ヘヴィ・メタル・バンド、フレンジー(FRENZY)が、6月30日(金)発売の2ndアルバム『オブ・フッズ・アンド・マスクス』で本邦デビュー。
2016年に正統派ヘヴィ・メタル・バンドであった
スティール・ホースが解散すると、シンガーのアンソニーとベースのアンヘルはギタリストのルイスらと組み、フレッシュで力強いバンドを目指してフレンジーを結成。
同年にデビューEP『Lethal Protector』をリリースするとそれは高く評価され、ベルギーやオランダのフェス参戦でたちまちメタル・マニアから認知されます。
2019年に発売したフルレングス・デビュー・アルバム『Blind Justice』はさらに注目を浴び、ドイツを筆頭にヨーロッパ各国で多くのライヴ活動を行っていきます。
同国出身の
ヒッテンとのヨーロッパ・ツアーを成功させた後、バンドはすべてを準備し、新しいアルバムの制作をスタートさせ、絶好の機会が間近に迫っていました。しかしコロナのクライシスによってすべてが停止してしまいます。
2021年後半、コロナ危機からようやく脱却しようとしていたその時期、2ndとなる新作のレコーディングは終了し、リリースへ向けての準備が進行していました。しかし、その最中にギタリストのルイスがバイクで大事故を起こすという悲劇がバンドを襲いました。
それでも不屈のメタル魂でバンドは降伏しませんでした。ルイスは長く過酷なリハビリを乗り越えて復帰、バンドはニュー・アルバムのリリースとライヴへと出発する準備を整えました。
バンドの新たなマイルストーンとなる『オブ・フッズ・アンド・マスクス』というニュー・アルバムは、コロナやアクシデントに立ち向かいながらも頑なにロックをプレイするというバンドの熱き姿勢を反映。アメリカン・コミック『Watchmen』のストーリーにインスパイアされたとのことです。
サウンドはストレートながらもキャッチーなメロが随所に感じられ、フレンジーらしさを凝縮。
リック・スプリングフィールドのロック・チューン「Living In Oz」のカヴァーも収録しています。
レーサーX、
ジューダス・プリーストや
アクセプトに影響を受け、オールド・スクールでトラディショルなメタルを愛するフレンジーの再進撃がここにスタート。極上のトラディショナル・へヴィ・メタル・サウンドが目一杯詰まった力作です。