[ライヴ・レポート] 「NEWS EXPO」の文字が掲げられた会場にNEWSの3人が現れると大歓声があがり、ライブがスタート。会場を埋め尽くすペンライトの光を見つめパワフルな歌声を響かせる3人に花火や火柱もあがり、会場が一気に華やいだ。その勢いのまま『A Real Man』などパワフルソングが続き、曲間ではすでにメンバーの荒い息遣いが聞こえてくる。そこへ追い打ちをかけるような『weeeek』が。「全員飛ぶぞー!」(小山)、「横アリただいまー!」(加藤)の掛け声や、両手をあげて大きく回しあおる増田、ファンに負けるもんかと3人自身も肩を組んでジャンプをして、開始20分もしないうちにメンバーもファンもすでに汗だく状態。いい感じにエンジンがかかり、なんとも気持ちいい幕明けだ。
後半に入り披露されたアルバムの表題曲『Different Lives』では、加藤が脚本を手掛けたアルバムの特典ショートムービーがスクリーンに流れる。“別の道を選んでいた3人”の映像の前で、“NEWSであることを選んだ3人”が歌う声は頼もしさが感じられた。『チューイングガム』では会場全体がポップなかわいらしい空間に変身。お尻をふりふりしたり、ちょこちょこ動く姿もかわいい3人。小山と加藤によるMCを挟み、和やかになった空気が増田主演ドラマの主題歌『ギフテッド』で一転。目が覚めるような鮮やかな蛍光ピンクのジャケットにサングラス(小山と加藤)と、激しいダンスで会場を魅了する。その流れでロックナンバーの『JUMP AROUND』『Tick-Tock』などハードに攻めまくりファンも縦ノリに。3人が再びトロッコに乗りこむと、『チャンカパーナ』など一緒にノレる人気曲メドレー。トロッコから身を乗り出したり、しゃがみこんだりしながら、丁寧にファンに手を振ったり指ハートを作ったりしながら外周を回り「ありがとう」を伝えていくメンバー。続いてはメンバーとファンの総称“チームNEWS”のための歌であり、みんなで歌ってこそ完成する『We are Team NEWS』が。増田の「NEWSは20周年でチームが出来たよー!」との叫びと軽快なダンスのメンバーに、ファンも負けないほどのノリで体を動かしながらコール&レスポンスをして、会場が一体になって楽しんでいた。
頼もしさと笑いを織り交ぜた挨拶が終わると、全員で「NEWS」コールをして、いまやNEWSの代表曲の1曲でもある『U R not alone』が始まった。最初のコーラスから合唱が始まり、サビではマイクを使ったメンバーの声にも負けないほどのファンの大きな大きな歌声が響き、“チームNEWS”でパワフルに歌い上げた。ステージに響く3人の力強い歌声はまるで舞台の大団円シーンを見るかのような心地よさと気持ちよさがあり、全部を通して1つの物語を見ているかのような感覚にもさせてくれたライブだった。