オーストラリアの姉妹デュオ“アンガス・アンド・ジュリア・ストーン”のアンガス・ストーンによるプロジェクト、ドープ・レモン（DOPE LEMON）が、待望の5thアルバム『Golden Wolf』をBMGより5月9日（金）にリリースすることを発表。アルバムからの2ndシングル「Electric Green Lambo,」がミュージック・ビデオとともに公開されています。

　2016年にアルバム『Honey Bones』でデビューして以来、夢のようなゆったりとしたグルーヴと深く内省的な叙情性を組み合わせたサウンドで、オーストラリアで国民的な人気を獲得しているドープ・レモン。ARIAミュージック・アワードにノミネートされた前作『Kimosabè』に続くアルバム『Golden Wolf』では、インディ・ロックとサイケデリック・ソウルを融合させたサウンドのもと、内省と広大なサウンドスケープが溶け合い、ドープ・レモンの正直で傷つきやすい姿を浮き彫りに。一方で、リスナーにこれまでの自分の選択、残してきた道、そしてこれからの道について考えるよう促す作品でもあります。

　先行トラックとなる「Electric Green Lambo」は、 ソウルフルな歌詞と洗練されたプロダクションが組み合わさった、自信に満ち、スムースかつクールで甘美な楽曲。楽曲についてアンガスは「この楽曲は、明晰な夢の世界に足を踏み入れたような感覚を表現しています。無謀な冒険もあれば、かすかなノスタルジーもある。手つかずのエネルギーを追い求め、ネオンと煙の中に迷い込み、自分を妨げるものから解放されることについて歌っています。ワイルドな自由と、ダークなものとの間にある緊張。生々しく、ムーディーで、かつ滑らかなドライヴ感を味わえるはず。シートベルトを締めて楽しんで」とコメントしています。

　青春時代と自信を形作った道のりを振り返った前作アルバムに対し、『Golden Wolf』はその先に何があるのかという問いに取り組んだ作品。太陽に照らされたロックと、きらめく夜景のようなグルーヴの間を軽々と行き交うこのアルバムは、リスナーを目的地に急ぐのではなく、その過程の旅をじっくり味わうように誘います。広大な砂漠の風景のように荒涼としながらも驚くべきものがあり、時間がゆっくりと流れる本作にじっくりと耳を傾けてみてはいかがでしょう。