岩手・花巻を拠点とするペガサス軍団
BIG-RE-MANのMC、ABSU a.k.a 富博が、自身の“職務質問”体験をモチーフにした新曲「職質」を12月10日(水)にデジタル・リリース。
本作は、初めて職質を受けた高校3年の秋から、現在に至るまでの“忘れられない職質”をストーリーテリングで描いた一曲。夜行バスに乗り遅れそうになり走っていただけで呼び止められた日。ランニング中に警官4名に囲まれ、無意味な質問が続いた日。車内を無造作に荒らされ、持ち物を細かくチェックされた日――。その積み重ねによって彼の中に住みついた“トラウマという名の魔獣”と対峙しながら制作されたとのことです。
さらに本作は、ラップ、トラックメイク、ミックス、マスタリングまで、すべてをABSU自身が手がけた完全セルフプロデュース作品。理不尽な体験と向き合うリアルな語り口と、自身の手で磨き上げた音像が重なり、独自の臨場感を生み出しています。
「なぜ彼らは人を疑うのか」「なぜ大きなリュックを背負っていると止められるのか」。
当たり前のように起こる理不尽さへの戸惑いと、それでもなおユーモアを失わず物語へ昇華するABSUならではの視点で綴られます。
彼が辿り着いたひとつの答えは、“誤解がなければ物語は生まれない”。
その言葉通り、日常の中で生まれた出来事を、彼特有の語り口でビートの上に再構築した作品に仕上がっています。