秋田県大館市出身、現在は札幌を拠点に活動するビートメイカー / ラッパーのhnt.によるニュー・シングル「大館」が、3月25日(水)に配信リリースされています。
本名“ヒナタ”――日向多は多くの光を意味するその名とは裏腹に、曇天の多い土地で育った自身の原風景と心象風景を重ね合わせた一曲です。疾走感あふれるドラムと走り続けるハイハットが楽曲を前へと押し出し、逆再生された上ネタは“過去の自分”の残響を象徴します。輪郭の滲んだサウンドデザインは、晴れきらない空模様と、拭いきれない葛藤を映し出します。しかしただ晴れを願う歌ではなく、自らが光になるという、与えられる太陽ではなく、名前の通り“ヒナタ”として、自分が照らす側に回るという決意が、畳みかけるラップに刻まれています。郷愁に浸るのではなく、地方出身者の閉塞感や焦燥、そして誇りを燃料に変え、曇り空の下から放つアンセムとなっています。