インディーロック / ドリームポップのサウンドをベースに独自の音楽を展開するDead By Inches。
タイの音楽フェス〈Maho Rasop 2023〉への出演や、海外アーティストの来日公演のサポートアクトなどを通じ、国内外から注目を集める彼らが、キャリア初となるアルバム『never smile again (笑えない)』を11月11日(水)にリリース。
90~00年代のポップスのエッセンスをふんだんに取り入れた、キャッチーでどこか懐かしいメロディーライン。その一方で、歌詞には自分自身を厳しく見つめ続けるような 、極めて内省的な言葉が綴られています。日本語詞・英語詞それぞれの楽曲に加え、一曲のなかに両言語を織り交ぜた楽曲も収録。言葉とメロディのコントラストが、平成のポップスを思わせる独特の空気感を生み出しています。
その中心にあるのは、ヴォーカル・miaiの真骨頂ともいえるメロディと歌詞。ごく当たり前に訪れる出会いと別れ。その繰り返しのなかで、どこにもやりようのない悲しみを抱えながら、それでも前へ進んでいく姿を描かれています。今より少しでもマシな日々を夢見て生きること、たとえ二度と笑えなくても歩みを止めないこと。過去を懐かしみ、優しく抱きしめたくなるような感情が、全編を通して静かに、そして力強く響く一作となっています。
サウンド面では、これまでのドリームポップやシューゲイズを軸とした作風から大きく変化。ポストロック、エモ、スロウコアを思わせるカタルシスを前面に押し出しながら、弾き語りを含むフォーキーな楽曲も織り交ぜ、多彩な表情を見せます。
アルバムのリード・トラック「trying to smile again」は、90年代のUS / UKオルタナティブと現行USインディーのエッセンスを感じさせながら、ポップでどこか懐かしいメロディを絶妙なバランスで融合させた、リズミカルで爽やかなナンバー。過去を振り返り、不安や後悔を抱えながらも、「もう一度笑えるように」と前へ進もうとする決意が、miaiのリリックを通して浮かび上がります。悲しみを消し去るのではなく、それを抱えたまま生きていく。その姿勢こそが、アルバム『never smile again (笑えない)』の世界を象徴しています。
メイン・ヴィジュアルは、miaiが描いた絵をもとに制作された、泣き顔と長い手が特徴的なぬいぐるみ。虚無感を漂わせるシュールなヴィジュアルが、作品に通底する感情を視覚的にも表現しています。撮影・編集はイチカワダイキ(ex. Dead By Inches)が担当しています。
当アルバムはStudio REIMEIにて録音。また、収録曲「never smile again」、「めまい」、「drag me down」、CD限定収録となるボーナストラック「t shirt」は2026年3月にオープンしたMUSIC Inn Fujiedaにて、オープン後初めて録音された楽曲。レコーディングルームの天井の高さを活かした、広がりのあるアンビエントな響きも本作の聴きどころのひとつとなっています。
本作は、Dead By Inchesの現在地とその核心を刻み込んだ、決定的な一作となります。全9曲(CDにのみボーナストラック1曲収録)。
アルバムのリリースに伴い、東京・名古屋・三島・大阪・八王子に加え、タイ・バンコクを巡るリリース・ツアーの開催も決定。2027年3月12日(金)の新代田FEVER公演をファイナルに、各地のアーティストとの共演を予定しています。チケットは、10月16日よりDead By Inchesの予約フォームにて受付開始。各公演の出演者など、追加情報は順次発表される予定です。