伊舎堂百花 2020/01/29掲載(Last Update:20/02/18 17:43)
沖縄民謡をルーツに持ち、“ニュー沖縄ポップ”を掲げて新しい島唄サウンドを目指す那覇出身のシンガー・ソングライター、
伊舎堂百花(イシャドウ・ユカ)が、2月19日(水)にデビュー・アルバム『琉球ノスタルジア』(CD DDCB-12364 2,300円 + 税)をリリース。発売に先駆け、1月29日(水)より収録曲「島物語」の先行配信がスタートしています。
沖縄・那覇生まれの伊舎堂百花は、12歳より三線を始め、沖縄民謡協会にて新人賞、優秀賞など多くの賞を受賞。2014年の上京時には民謡から離れ、横浜や銀座のショーハウスなどで歌謡曲からオールディーズ、ミュージカルやカンツォーネまで多岐にわたるジャンルを歌っていましたが、沖縄音楽の魅力を再認識したのち、あらためて三線奏者・民謡歌手として修行を重ねました。“沖縄の心を歌ってゆきたい”という信念のもと、2019年より再度東京に拠点を移し、“ニュー沖縄ポップ”を掲げて活動しています。
デビュー・アルバム『琉球ノスタルジア』は、伊舎堂と共演を重ね親交を深めていたヴァイオリニストの高原久実が、伊舎堂のために「かな唄(愛唄)」を作ったことから構想がスタート。提供曲と自作曲、共作、民謡を集めて完成した作品群を、高原が信頼する音楽プロデューサーであり「愚音堂」レーベル・オーナー、さらに
METAFIVE、
anonymass、
pupaのメンバーとしても活動している
ゴンドウトモヒコに委ね、あらためてアルバムが完成しました。
沖縄民謡のほかにエレクトロニカ、アンビエント、クラシック、レゲエ、ラテン、ボサ・ノヴァなどさまざまなジャンルのテイストがちりばめられた本作のレコーディングには、三線や打楽器、琉球笛などの名手たちも参加。ストリングスやバンドの響きと交ざり合い、多彩な輝きを放っています。タイトルどおり“島への郷愁”が一貫したテーマとなっており、伊舎堂の自作曲には“故郷への想い”や“平和への祈り”が真っすぐな言葉で綴られています。島独特の響きを含む歌声がゴンドウの精彩なサウンドに乗り、耳新しい沖縄ポップスが誕生しています。