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[Alexandros]、デビュー15周年記念ライヴに歴代ドラマーが集結 2026年のツアー&主催フェス開催も

[Alexandros]   2025/12/16 12:26掲載
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[Alexandros]、デビュー15周年記念ライヴに歴代ドラマーが集結 2026年のツアー&主催フェス開催も
 [Alexandros]のファン感謝祭的なライヴ〈VIP PARTY〉。これまで東京・日本武道館や千葉・ZOZOマリンスタジアムなどさまざまな場所で開催されてきましたが、〈[Alexandros] 15th Anniversary VIP PARTY '25〉のべニューは東京・TOYOTA ARENA TOKYOで開催されました。

 この度、12月13日・14日の2デイズのうち、2日目のレポートが到着しました。

[ライヴ・レポート]
 カウントダウンが始まり、映像も音も照明もこだわり尽くした[Alexandros]ならではのスタイリッシュなオープニングを経て、キラーチューン「Kick&Spin」からスタート。その後、お馴染みのSE「Burger Queen」が流れ、生演奏による「Burger Queen」にバトンタッチされるという、再びライブがスタートしたかのようなニクい演出だ。

 「クソッタレな貴様らへ」、「She’s Very」、「Dear Enemies」と意外なセトリを展開。オーディエンスの想いを言い当てるかのように、川上洋平(Vo / G)が「今日めちゃくちゃレアな曲満載です!」と宣言。「最近うちらのこと知った人すいません!置いて気ぼりになるかもしれません!(笑)。でも楽しませます!」と続け、場内を沸かせた。宣言通り、なかなかライブで演奏されない「My Blueberry Morning」でアンサンブルの妙を見せつけ、「Kiss The Damage」の哀愁と切なさでオーディエンスをぐっと掴み、「FISH TACOS PARTY」ではオーディエンスがジャンプ。レア曲とはいえ、[Alexandros]の楽曲がしっかり愛されていることを証明してみせた。

 川上が「レアな曲の中でもどの曲が人気があるかXでエゴサしたんですが、その中でも数が少なかった曲を連発してもいいでしょうか?」と言った後、「多分どうせやらないと思われてるんだと思う」とフォローし、磯部寛之(B)と白井眞輝(G)の曲が書いた曲を演奏すると明かした。磯部が作曲に携わった低音の効いたグルーヴィーな「Dance With the Alien」と、白井が作曲に携わったフレッシュでバウンシーな「Adam’s Apple Pie」を披露し、大いに盛り上がる。

 川上がリアド偉武(Dr)に向かって「リアドの曲はまだないよね?」と確認した後「じゃあ前のドラムの曲やっていいですか?」と言って、前ドラム・庄村聡泰作曲のやんちゃなロックンロールチューン「Onion Killing Party」を演奏すると、上裸に毛皮という、ならではのファッションに身を包んだ庄村が走って登場。シグネチャーである黄色のドラムセットが現れ、毛皮を脱いで座り、あの華麗なドラムスティック回しを披露し、大喝采を浴びる。庄村が「まだまだ全然足らんよな!」と叫び、「Onion Killing Party」をパフォーム。勇退ライブとなった〈[Alexandros] 10th ANNIVERSARY LIVE “Where's My Yoyogi?”〉以来、約4年半ぶりに庄村が[Alexandros]に帰ってきた。さらに、庄村が加入して初めてのオリジナル曲「city」を披露するという熱い展開。

 サプライズはこれだけでは終わらない。川上が「実はサトヤスの前にもうひとりドラマーがいたんです」と言って、1stアルバム『Where's My Potato?』を制作した後、バンドを離れた初代ドラマー・石川博基を呼び込んだ。石川が[Alexandros]でドラムを叩くのはタワーレコード渋谷店の地下でのライブ以来、約15年ぶり。楽曲は路上ライブ時代によくやっていた「温度差」だ。庄村と石川とリアドというトリプルドラム編成で「Adventure」を披露するというさらなる驚きもあった。〈Hello Hello Hello〉のシンガロングの中、川上は〈以前どこかで ドラムを叩いてましたか?〉と歌詞を変えて歌った。

 磯部が「[Alexandros]はあまり周年を謳わないけど、せっかくの15周年だから何かおもしろいことをやりたいと思ってサトヤスとイッシーに連絡したら二人共快諾してくれた」と経緯を明かし、「ベースを弾いてて一つのライブで3人のドラマーとやるのがすごい楽しい。(結成から)25年経ちますが、彼らと一緒に俺も変化してきたんだなと感じます。今日出てくれた2人にもう一度大きな拍手を」と言った。川上も石川と庄村に感謝とリスペクトの言葉を贈った後、リアドの血の滲む努力を湛え、「胸を張って言います。うちらのドラマーはリアドです。3人目のドラマーじゃなくて、最後のドラマーです」と言い切ると、大きな拍手がしばらく続き、リアドの表情が和らいだ。

 約25年の歴史に不可欠な二人のドラマーとの久々の演奏を経て、川上が「これからが本番です!これから一緒に歴史を作っていきたいと思います!」とシャウトしてからの後半戦。リアドのパワフルなドラムから始まる「金字塔」から始めたのは、ここから新たな金字塔を打ち立てようという意志の表れだろう。〈はるか未来未来の奥の方まで続いていく 我々の歴史はいつもそう 夢で出来ていく〉と歌う川上の声は伸びやかだった。

 「Starrrrrrr」、「風になって」で特大のシンガロングが巻き起こり、川上は「最高のファンを持ちました。ファンっていうのが変な気がします。友達以上の存在。これから新たな15年を刻んでいきます!おじいちゃんになってもヤングでいきましょう!」と言って、「This is Teenage」で永遠の航海を歌った。

 アンコールは、新たな壁を歓迎するという、多くの困難を乗り越えてきた不屈の[Alexandros]ならではのメッセージを宿した「NEW WALL」からスタート。再び庄村と石川を呼び込み、トリプルドラム編成で「ワタリドリ」を演奏。オーディエンスを歓喜させ、川上が「一緒に超えていこうぜ!もっともっとでっかいところに行こうぜ!」と言って、「超える」へ。この15年間のライブ映像がビジョンに映り、[Alexandros]のさらなるスケールアップを予感させた。急遽のダブルアンコール曲は「世界は僕のもの」「最後まで戦い続ける」という闘志を乗せた「Famous Day」。川上の「愛してるぜ東京!!」というシャウトの余韻が残る中、2026年は4月から7年ぶりのファンクラブ会員限定ライブツアー〈ACCESS ALL AREA〉、6月からライブハウスツアー〈YOU ARE WELCOME TOUR〉、10月31日(土)と11月1日(日)に主催フェス〈[Alexandros] presents THIS FES ’26 in Sagamihara〉を行うことがビジョンに映し出された。

 なお、〈[Alexandros] 15th Anniversary VIP PARTY '25〉の1日目と2日目のセットリストは半数近くが別の曲となった。両日とも「Streaming+」にて12月15日(月)18:00〜12月21日(日)までアーカイブ配信されている。


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文: 小松香里
写真: 河本悠貴


〈[Alexandros] 15th Anniversary VIP PARTY '25〉
2025年12月13日(土)、12月14日(日)
東京 TOYOTA ARENA TOKYO

[セットリスト]
01. Kick&Spin
SE Burger Queen〜生Burger Queen
02. クソッタレな貴様らへ
03. She's Very
04. Dear Enemies
05. ?
06. My Blueberry Morning
07. Kiss The Damage
08. FISH TACOS PARTY
09. waterdrop
10. Dance With the Alien
  Adam's Apple Pie
  Onion Killing Party
11. city
12. 温度差
13. Adventure
14. 金字塔
15. Starrrrrrr
16. 風になって
17. This Is Teenage
18. 閃光
19. PARTY IS OVER
20. Girl A

アンコール
01. NEW WALL
02. ワタリドリ
03. 超える
04. Famous Day


『[Alexandros] 15th Anniversary VIP PARTY '25』Streaming+配信
※ご利用には「e+(イープラス)」への会員登録が必要となります(入会金・年会費は必要ありません)
視聴券金額:
通し券 8,000円 / 単日券(13日) 4,500円 / 単日券(14日) 4,500円
アーカイブ配信:
12月15日(月)18:00〜12月21日(日)23:59 ※両日共通
チケット販売期間:
12月5日(金)18:00〜12月21日(日)21:00
eplus.jp/alexandros-st

〈FC TOUR “ACCESS ALL AREA”〉
alexandros.jp/contents/1023506

〈YOU ARE WELCOME TOUR〉
alexandros.jp/contents/1023516

〈[Alexandros] presents THIS FES ’26 in Sagamihara〉
2026年10月31日(土)、11月1日(日)
神奈川 相模原ギオンフィールド、及びその周辺
※詳細は後日発表
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